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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻8号

2003年07月発行

症例報告

Propylthiouracil長期内服による蕁麻疹様血管炎の1例

著者: 森次龍太1 金子高英1 矢口直1 玉井克人1 花田勝美1 石亀昌幸2

所属機関: 1弘前大学医学部皮膚科学教室 2弘前大学医学部第3内科

ページ範囲:P.680 - P.682

文献概要

 27歳,女性.1994年より甲状腺機能亢進症のためpropylthiouracil(PTU)を内服.1997年4月頃より紅斑・膨疹出現.発熱,関節痛を伴う.血液生化学検査ではp-ANCA陽性.膨疹は24時間以上続き,皮膚生検像では,leukocytoclastic vasculitisの像を呈した.PTUの内服を中止したところ,皮疹軽快,p-ANCA低下傾向を示した.PTU内服による皮膚血管炎本邦報告例の文献的考察を併せて行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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