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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科57巻9号

2003年08月発行

文献概要

症例報告

関節リウマチ患者に生じ,エトレチナートが著効した角層下膿疱症の1例

著者: 斎藤昌孝1 順毛直弥1 早川和人1 塩原哲夫1 中林公正2

所属機関: 1杏林大学医学部皮膚科学教室 2杏林大学医学部第一内科学教室

ページ範囲:P.786 - P.788

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 66歳,女性.関節リウマチのため内科外来通院中に,軀幹を中心にそう痒性皮疹が出現し,臨床および病理所見,さらに蛍光抗体直接法(DIF)の結果から角層下膿疱症(SPD)と診断した.当初はDDS内服が有効と思われたが,6週間後に全身性に再燃したため,エトレチナートに変更したところ著効した.その後約半年経過した現在も膿疱の新生はほとんどなく寛解状態が得られている.SPDの診断および治療についての考察を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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