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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻1号

2004年01月発行

文献概要

症例報告

坐骨部褥瘡より生じたガス壊疽

著者: 本橋尚子1 林健1 小原宏之2 岩村経子3

所属機関: 1東京労災病院皮膚科 2東京労災病院形成外科 3川崎幸クリニック皮膚科

ページ範囲:P.30 - P.32

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67歳,男性.コントロール不良の糖尿病あり,1年前に糖尿病性壊疽にて右下腿を切断.2か月前退院してすぐに右坐骨部に褥瘡が出現,保存的に加療されていた.初診の4日前より右臀部,大腿後面に激しい疼痛を伴う紅斑,腫脹が出現,急激に拡大した.同部の触診にて握雪感があり,単純X線上ガス像を認めたためガス壊疽と診断した.緊急デブリードマン,右股離断により救命しえた.細菌培養検査ではE. coli, Enterobact. aerogenesを検出した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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