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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻1号

2004年01月発行

文献概要

症例報告

脂肪類壊死症様皮疹を呈したサルコイドーシスの1例

著者: 栗原みどり1 大塚俊2 大塚勤2 山崎雙次2

所属機関: 1獨協医科大学越谷病院 2獨協医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.47 - P.49

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31歳,男性.1993年に健康診断にて肺門リンパ節腫脹を指摘され,サルコイドーシスの診断を受けたが,放置していた.2002年5月に心電図異常よりサルコイドーシスの増悪を疑われ,下腿の皮疹につき当科を紹介された.両下腿に鶏卵大までの軽度落屑と浸潤を伴う褐色局面が多発していた.臨床的には脂肪類壊死症が疑われたが,組織学的には類上皮細胞の集塊が帯状に存在し,膠原線維の膨化,増生はみられず,サルコイドーシスの局面型と考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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