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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻1号

2004年01月発行

文献概要

症例報告

経皮経肝胆道ドレナージ挿入部に認められた胆管癌皮膚転移の1例

著者: 伊藤友章1 加藤雪彦1 坪井良治1 中村和人2

所属機関: 1東京医科大学皮膚科学教室 2東京医科大学第4内科

ページ範囲:P.71 - P.73

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74歳,男性.体重減少,黄疸のため当院内科に入院.右季肋部より減黄目的のため 経皮経肝胆道ドレナージ(PTBD)術が施行された.その後,精査にて肝門部胆管癌と診 断されたが,門脈,胆嚢動脈への浸潤が認められたため手術適応がなく,放射線療法 が施行された.PTBD挿入後3か月後より右季肋部ドレーン周囲に痛みを伴う局面が出 現した.皮膚生検により腺癌と診断され,原発巣と病理組織像が類似していた.腹部 CTと剖検所見から,皮疹は原発巣の腫瘍細胞の直接浸潤ではなく,ドレーン部位に一 致しているため,経皮的手技による転移と考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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