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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻10号

2004年09月発行

文献概要

今月の症例

胃悪性リンパ腫を合併した再発性多軟骨炎の1例

著者: 原彰吾1 斉藤美菜子1 広瀬憲志1 敷地孝法1 滝脇弘嗣1 荒瀬誠治1

所属機関: 1徳島大学感覚運動系病態医学講座皮膚科学分野

ページ範囲:P.807 - P.809

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66歳,男性.初診時,耳介軟骨炎,眼症状を認め,経過中に気道軟骨炎も出現した.プレドニゾロンとコルヒチンの併用で再発性多軟骨炎(RP)症状は消退したが,治療前に顕著であった体重減少があり,経過中に発熱と右季肋部痛も出現した.6年前に既往のあった胃の悪性リンパ腫の再発と診断され,CHOP療法で寛解に至った.悪性リンパ腫の再発とRPの発症時期が重なること,同様の症例が複数例報告されていることから,両疾患の関連が示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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