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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻12号

2004年11月発行

文献概要

症例報告

アセトアミノフェンによるアナフィラキシーの1例

著者: 里博文1 北村奈穂2 大橋明子2 市橋正光2

所属機関: 1愛仁会高槻病院皮膚科 2神戸大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1029 - P.1031

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アセトアミノフェンは比較的安全な解熱鎮痛薬として頻用されており,また市販の総合感冒薬の大部分に含まれている.使用頻度に比してその薬疹の報告は少ないが,その程度は非常に重篤な例を含んでいる.今回われわれは市販の総合感冒薬内服後にアナフィラキシーショックを起こし,その含有各成分およびアスピリンに対して,内服誘発テストを行ったところアスピリンでは陰性で,アセトアミノフェンの即時型アレルギーによるものであると確認できた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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