icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻12号

2004年11月発行

症例報告

消化器症状を認めなかった小児腸管Behçet病

著者: 高田智也1 池田光徳1 横山雄一2 小玉肇1

所属機関: 1高知医科大学医学部皮膚機能病態学 2高知医科大学医学部消化器病態学

ページ範囲:P.1039 - P.1041

文献概要

14歳,女児.8歳頃より口腔内アフタが出没していた.13歳時には肛門周囲の潰瘍が出現し,14歳時には大陰唇に潰瘍が生じた.消化器症状を認めなかったが,大腸内視鏡検査でBauhin弁部に抜き打ち型の潰瘍を認めた.小児Behçet病では消化器病変を高率に合併することから,消化器症状を欠いた症例においても腸病変の精査が必要と考えた.コルヒチンの投与により諸症状が軽快した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら