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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻12号

2004年11月発行

症例報告

Hydroxyurea投与中に潰瘍を形成したnecrobiosis lipoidicaの1例

著者: 吉田亜希1 菅原祐樹1 平山隆士1 小野寺英恵1 黒澤誠一郎2 赤坂俊英1

所属機関: 1岩手医科大学皮膚科学講座 2黒澤皮膚科

ページ範囲:P.1043 - P.1045

文献概要

54歳,女性.局面上に大小の難治性潰瘍を形成した両下腿のnecrobiosis lipoidicaの1例を報告した.組織像はnecrobiotic granulomaと血管壁の肉芽腫像がみられた.本態性血小板血症にてハイドロキシウレア(HU)1,000mg/日の内服開始,18か月後より両下腿に褐色斑が出現した.3年後には両下腿に潰瘍を形成し拡大,増数してきた.潰瘍はHU中止後,約2か月で上皮化した.HUが潰瘍形成の原因と考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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