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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻12号

2004年11月発行

文献概要

症例報告

Basedow病に併発した後天性真皮メラノサイトーシスの1例

著者: 水谷三記子1 北村玲子1 山田伸夫1 島田眞路1

所属機関: 1山梨大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1055 - P.1057

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34歳,女性.既往歴としてBasedow病あり.約3年前より背部の青色斑を自覚,鎖骨部にも拡大してきたため受診.初診時,背部から肩,鎖骨部にかけてベスト状の青色斑を認めた.組織学的に真皮中層から深層にかけてメラノサイトが散見され,後天性真皮メラノサイトーシスと診断した.青色斑出現より数年前から矯正下着を着用していたことから皮下出血,friction melanosisも考慮したが,病理組織より否定的であった.背部に生じた後天性メラノサイトーシスについて,合併症も含め若干の文献的考察を行った.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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