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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻12号

2004年11月発行

文献概要

症例報告

穿孔性皮膚症の2例

著者: 宇宿一成1 小丸幸一郎2 上村伸一郎2

所属機関: 1宇宿ひふ科クリニック 2上村内科クリニック

ページ範囲:P.1058 - P.1060

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症例1:47歳,男性.腎機能不全で血液透析治療中.背部にそう痒感を伴う角化性丘疹が出現した.背部と両下肢に直径1~4mmで毛孔一致性の角化性丘疹と境界明瞭な扁平隆起局面が散在する.病理組織学的検査所見より穿孔性毛包炎と診断した.マキサカルシトール軟膏外用で改善した.

 症例2:47歳,男性.糖尿病でインスリン治療中.体幹,四肢にそう痒感を伴う暗紅色丘疹が出現した.体幹,四肢に,黒色調の角栓を付着する暗紅色丘疹が散在していた.腎不全はなく血液透析は受けていない.病理組織学的検査所見より反応性穿孔性膠原線維病と診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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