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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻12号

2004年11月発行

文献概要

症例報告

Punctate porokeratotic keratodermaの1例

著者: 森本亜玲1 佐藤友隆1 松尾聿朗1

所属機関: 1帝京大学医学部付属市原病院皮膚科学教室

ページ範囲:P.1093 - P.1095

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69歳,男性.20歳頃より両手掌に突起性角化性小丘疹を自覚.初診時,両手掌の母指球部,小指球部を中心に直径1mmほどの白色棘状角化性小丘疹が多発していた.手掌以外に発疹を認めず,家族に同症はない.丘疹の組織像は,cornoid lamella様の角柱を認めるが,porokeratosisにみられる表皮細胞の異常角化や配列の乱れはなかった.Palmoplantar keratodermaの1亜型のpunctate porokeratotic keratodermaと診断し,現在尿素含有軟膏とVit D3軟膏外用で経過観察中である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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