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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻13号

2004年12月発行

文献概要

症例報告

足底に生じた若年性黄色肉芽腫の1例

著者: 長谷川聡1 奥山隆平2 相場節也2 田上八朗2 末武茂樹1

所属機関: 1岩手県立胆沢病院皮膚科 2東北大学医学部皮膚科教室

ページ範囲:P.1176 - P.1178

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生後7か月,男児.2週間前頃から左足底に小結節が出現し,初診時左足底に1.5mm大のほぼ皮膚色の光沢のある小結節を認めた.2か月後,小結節は径4mmに増大したため全摘した.病理組織学的に,真皮全層にわたり,主として組織球と巨細胞からなる細胞集団を認めた.組織球や巨細胞はCD68,ライソザイムが陽性,S100蛋白,CD1aは陰性で若年性黄色肉芽腫と診断した.本症例のように足底に生じた単発性若年性黄色肉芽腫は稀であり報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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