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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻13号

2004年12月発行

症例報告

腫瘤型石灰化上皮腫の1例

著者: 江内田智子1 石渕裕久2 清水晶2 永井弥生2 石川治2

所属機関: 1内田病院皮膚科 2群馬大学大学院医学系研究科皮膚病態学教室

ページ範囲:P.1179 - P.1181

文献概要

59歳,男性.初診4か月前より前額部に紅色皮疹が出現し,徐々に隆起した.前額部中央の髪際部に30×20×17mm,ドーム状に隆起する暗紫紅色の腫瘤があり,生検組織の病理組織学的所見より石灰化上皮腫と診断した.腫瘤型石灰化上皮腫は比較的頻度の低い臨床病型である.腫瘤型をきたす理由として,皮下組織の少ない部位で皮表に向かって突出する可能性,真皮の弾力性が少なく周囲皮膚を伸展させるといった可能性を考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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