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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻2号

2004年02月発行

文献概要

症例報告

入院を契機に改善した減汗性コリン性蕁麻疹

著者: 土屋朋子1 青山久美1 長谷川道子1 田村敦志1 石川治1

所属機関: 1群馬大学大学院医学系研究科皮膚病態学

ページ範囲:P.129 - P.131

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33歳,男性.運動や入浴時に全身に痛みを伴う半米粒大までの膨疹が出現した.運動誘発試験で,チクチクとした痛みとともに,前胸部,上腕に膨疹が出現した.発汗テストでは,皮疹出現部には発汗がなかった.病理組織学的に汗腺に異常はなかった.入院精査中に,蕁麻疹の出現頻度は減少し,運動や温熱負荷によっても,皮疹が出現しなくなった.環境変化により寛解が得られたと推測した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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