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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻2号

2004年02月発行

症例報告

治癒が遷延し皮膚萎縮を残した新生児ループスエリテマトーデス

著者: 川瀬正昭1 村島温子2 黒﨑仁寛3 神谷太郎3 柴田淳3 田原卓浩3 新村眞人4

所属機関: 1国立大蔵病院皮膚科 2国立大蔵病院内科 3国立大蔵病院小児科 4東京慈恵会医科大学皮膚科学講座

ページ範囲:P.142 - P.144

文献概要

2か月,男児.出生直後から顔面に陥凹を伴う紅斑が出現し,全身に浸潤性紅斑が拡大した.抗SS-A抗体陽性.心合併症なし.母親は他院内科にてSjögren症候群と診断されていたが無治療であった.症状より新生児ループスエリテマトーデスと診断し,ステロイド剤の外用のみで経過観察した.生後8か月後に軽い色素沈着と皮膚萎縮を残して治癒した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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