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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻2号

2004年02月発行

文献概要

症例報告

Eccrine angiomatous hamartomaの1例

著者: 辻香1 本多芳英1 栗原貴子1 財満浩之1 玉城毅1 大井綱郎1 坪井良治1

所属機関: 1東京医科大学皮膚科学教室

ページ範囲:P.165 - P.167

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20歳,女性.生下時より右下腿から足底にかけて不規則な角化性紅斑局面が多発していた.組織学的に真皮内にエクリン汗腺と血管の増生が認められ,eccrine angiomatous hamartomaと診断した.現在まで自験例を含む本邦報告例は55例あり,単発例はあらゆる年齢層で発症するのに対し,多発例は半数が生下時から,全例が10歳以下の発症であった.以上のことから多発例は母斑的性質を有することが示唆された.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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