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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻3号

2004年03月発行

文献概要

症例報告

四肢に多発した木村病の1

著者: 野本真由美1 野本重敏1 伊藤薫1 坂本ふみ子1 後藤一美1 和泉純子1 山本洋子1 伊藤雅章1

所属機関: 1新潟大学大学院医歯学総合研究科分子細胞医学専攻細胞機能講座皮膚科学分野

ページ範囲:P.237 - P.239

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19歳,男性.1997年,右上腕に皮下腫瘤が出現し,近医で生検により木村病と診断され,全摘術を施行された.約2年後,右大腿に再び皮下腫瘤が出現し,2001年当科を初診した.右鼠径部には腫大したリンパ節を数個触知し,末梢血好酸球増多,IgE高値を認めた.皮下腫瘤の生検で,著明な好酸球浸潤を伴うリンパ濾胞の形成を認めた.木村病と診断し,計14Gyの放射線療法を施行した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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