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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻3号

2004年03月発行

文献概要

症例報告

脳性麻痺の患者に発生し再発を繰り返した耳介仮性囊腫

著者: 南野義和1 梅林芳弘1

所属機関: 1日立総合病院皮膚科

ページ範囲:P.243 - P.245

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28歳,男性.出生直後から脳性麻痺があり,左側を下にして起き上がる習慣がある.左耳舟状窩が囊腫状に腫大.トリアムシノロンを囊腫内に注入しいったんは軽快するも,再発を繰り返すため,変性した軟骨を摘除した.再発を繰り返した背景には,脳性麻痺に基づく機械的刺激が避けがたく続いたことがあると考えられる.また,耳介仮性囊腫15例の穿刺液33回分を対象とし,内容液のLDH値とアイソザイム4,5型(%)の相関係数を計算したところ,穿刺液中LDH値と4型,5型の%値には有意の相関があることがわかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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