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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻5号

2004年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス2004 Clinical Dermatology 2004 5.皮膚科医のための臨床トピックス

男性型脱毛症の新しい治療

著者: 坪井良治1

所属機関: 1東京医科大学皮膚科

ページ範囲:P.140 - P.144

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男性型脱毛症の治療,特に外用療法と内服療法について概説した.フィナステリドは本邦でも発売の可能性があるⅡ型5α-還元酵素阻害薬である.毛包でのテストステロンの活性化を抑制することにより軟毛化を抑制する.海外では1mg/日の連日内服により半数以上の症例で写真判定で「有効以上」の効果が報告されている.外用剤(育毛剤)については,ミノキシジル(リアップ(R)),ペンタデカン酸グリセリドとサイトプリンの配合剤(毛髪力イノベート(R)),t-フラバノン(サクセス(R)),塩化カルプロニウム(フロジン(R),カロヤン(R))について述べた.今後,男性型脱毛症の薬物治療が本格化するに従って,皮膚科医は男性型脱毛症の診断と治療について正確な知識を持つことが求められる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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