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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻5号

2004年04月発行

文献概要

特集 最近のトピックス2004 Clinical Dermatology 2004 5.皮膚科医のための臨床トピックス

レーザー照射によるnonablativeなしわ取り方法

著者: 八木宏明1 瀧川雅浩1

所属機関: 1浜松医科大学皮膚科

ページ範囲:P.161 - P.163

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要約

従来,しわ取りではケミカルピーリングやレーザーピーリングなどのablative(侵食的)な方法が主流であった.近年,麻酔を使わずに皮膚表面を瞬間的に冷却しながらレーザーを照射することで,角質や表皮を傷つけないnonablative(非侵食的)な方法が開発され,この原理に基づいた装置が欧米を中心に製品化されてきている.われわれが使用している半導体レーザー装置TERABYTE 2000 typeB(R)は,国産初のnonablativeなレーザーしわ取り装置である.半導体レーザーを使用し,連続発光が可能であるため,痛みを感じない程度の低いエネルギーでも効果が得られる.光老化モデルマウスに対する実験と,健常人ボランティアによる照射試験により効果が確認できた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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