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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻6号

2004年05月発行

文献概要

原著

MRマイクロスコピーによる皮膚腫瘍の術前評価特にtumor thicknessに関して

著者: 中村智之1 島影達也1 久徳茂雄2 黒岡定浩2 南方竜也2 神田栄光3

所属機関: 1市立岸和田市民病院皮膚科 2市立岸和田市民病院形成再建外科 3市立岸和田市民病院中央放射線部

ページ範囲:P.404 - P.409

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MRマイクロスコピーは小口径表面コイルを用いたMRIで,表在性部位の高分解能MRI画像を得ることが可能である.今回われわれはMRマイクロスコピーによる皮膚腫瘍の術前評価,特にtumor thicknessに関して悪性黒色腫1例,基底細胞癌2例に対し病理組織像と比較検討したところ,MRマイクロスコピー画像と病理組織像のtumor thicknessはほぼ一致していた.また,踵部正常皮膚において表皮透明層に相当すると考えられる低信号帯が識別された.皮膚腫瘍,特にtumor thicknessの術前評価におけるMRマイクロスコピーの有用性は期待できると思われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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