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これすぽんでんす
「Hyperkeratosis of nipple and areolaの1例」を読んで
著者: 出光俊郎1
所属機関: 1自治医科大学付属大宮医療センター皮膚科
ページ範囲:P.488 - P.488
文献購入ページに移動福田英嗣先生,他の『Hyperkeratosis of nipple and areola』(57巻12号:1100-1103頁,2003)の論文を大変,興味深く読まさせていただきました.この症例は,以前に私たちが発表した『天疱瘡や類天疱瘡のびらん,潰瘍の治癒後に一過性に生じる,手背,足背の黒色表皮腫様皮疹』1,2)に,発症するまでの経過,臨床像,組織学的所見が非常によく似ておりますので,誠に僣越ですが,私見を述べさせていただきます.
私たちの教室の近藤ら1)は類天疱瘡などの自己免疫性水疱症のびらんや潰瘍部の治癒後にみられる手背,足背の一過性の黒色表皮腫様皮疹についてすでに学会報告,論文発表をしております.若干病名が長く,私たちはこのような創傷治癒過程における異常な反応を「コンドウ現象」と言ってますので,以下,便宜的に本稿では「コンドウ現象」と称させていただきます.
私たちの教室の近藤ら1)は類天疱瘡などの自己免疫性水疱症のびらんや潰瘍部の治癒後にみられる手背,足背の一過性の黒色表皮腫様皮疹についてすでに学会報告,論文発表をしております.若干病名が長く,私たちはこのような創傷治癒過程における異常な反応を「コンドウ現象」と言ってますので,以下,便宜的に本稿では「コンドウ現象」と称させていただきます.
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