Qどんなダーモスコピー所見が認められますか?
診断は何でしょう
臨床情報
23歳,女性.10歳代より躯幹などに黒褐色斑が数個生じ,徐々に増大してきた.
初診時,左側胸部などに黒褐色調の色素斑が数個散在していた.図1は最も大きな9×4mm大の病変(図2)のダーモスコピー像である.
雑誌目次
臨床皮膚科58巻7号
2004年06月発行
雑誌目次
連載
Dermoscopy Specialistへの道Q&A(第3回)
著者: 斎田俊明 , 宮嵜敦
ページ範囲:P.505 - P.507
米国皮膚科医への道(15)
著者: 藤田真由美
ページ範囲:P.588 - P.590
レジデント最終学年(Last Year of Residency)
皮膚科の研修は3年間であるが,ワシントン大学では知識,技術の習得は初めの2年間で主に終了し,3年目は翌年からの飛躍の準備期間として研究,学位取得に携わることが推奨される.もちろん,最低週1回の外来は義務付けられ,週2回の講義は専門医試験の勉強も兼ねて必須である.3年目の外来の形式はそれまでの指導医による外来での勉強というものとは異なり,自分の看板を掲げた外来となる.まだ法律的に一人前ではないので指導医が後ろ盾にいるが,保険請求も含めて個人の能力に応じて大半は自分でやることになる.また,研究や学位取得では,研究テーマ,場所,期間など,各レジデントの希望を大きく取り入れてくれる.私の場合,ハーバーヴュー病院での週1回の外来に加え,フレッドハッチンソン癌研究所の免疫部門で,卒後の研究テーマである悪性黒色腫の免疫治療の基礎を築くことができた.また,この時期に貴重なチーフレジデント(主任研修医)の経験もさせてもらった.
原著
当院における1996~2002年のブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)の入院患者の動向
著者: 金子栄 , 河合幹雄 , 間所直樹 , 山田悟 , 田中丈夫 , 佐藤友則 , 永禮旬 , 福永政司
ページ範囲:P.508 - P.511
国立病院呉医療センター(現,国立病院機構呉医療センター・中国がんセンター)において1996~2002年までのブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群(SSSS)の入院患者13例の動向を検討した.女児5名,男児8名で,平均年齢は2歳2か月であった.SSSSの入院患者全例より,黄色ブドウ球菌が咽頭,鼻腔より検出された.検出されたブドウ球菌は13例中,11例がメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)であった.検出されたMRSAの薬剤感受性においてはゲンタシン耐性が院内感染株より多いが,セフェム系の薬剤やカルバペネム系の薬剤には80%の感受性を示していた.以上よりSSSSの原因菌は,市中獲得型MRSA様の様式で感染を拡大している可能性が示唆された.
今月の症例
爪床に生じたverrucous carcinomaの1例
著者: 関詠姿 , 岡田悦子 , 田村敦志 , 小川愛 , 石川治
ページ範囲:P.512 - P.514
79歳,男性.初診の3か月前頃より左中指爪甲下に結節が出現.以後増大し,1か月前には爪甲が割れ,隆起するようになった.初診時,左中指の爪甲は破壊され,爪床のほぼ全体を表面顆粒状の淡紅色結節が占めていた.組織学的に,細胞異型性に乏しい表皮細胞が外向性に増殖し,基底層は保たれていた.本邦では爪床に発生したverrucous carcinomaは稀であり,文献的考察を加えて報告した.
症例報告
AIDSの治療により軽快した結節性痒疹の1例
著者: 蘇原雅明 , 大塚勤 , 山﨑雙次
ページ範囲:P.516 - P.518
50歳,男性.10年ほど前に韓国で風俗の女性との性交渉があった.1年ほど前体幹に強いそう痒を伴う結節性痒疹が出現,内服・外用を行うも難治であった.経過中2度目の帯状ほう疹が出現したため,AIDSを疑い検査を施行し,抗HIV抗体陽性より,AIDSと診断された.内科入院後抗HIV薬を投与し,血中ウイルス量の低下に伴い皮疹・そう痒も軽快した.抗HIV薬により皮疹が軽快した症例と考えられたため報告する.
HIV感染者に生じた悪性梅毒の1例
著者: 片田桐子 , 嶋田八恵 , 割田昌司 , 石井朗子 , 田中摂子 , 石川治
ページ範囲:P.519 - P.521
49歳,男性.2002年10月中旬,微熱などの感冒様症状があり,その後の1か月間に体重が約8kg減少した.10月下旬,自覚症状を欠く右肘部の紅色結節に気付いた.その後,クルミ大までの淡紫紅色紅斑が顔面および軀幹などに多発し,一部は潰瘍化した.潰瘍に疼痛を伴うようになったため受診.梅毒血清反応およびHIV抗体陽性であることから,HIV感染に伴った悪性梅毒と診断した.悪性梅毒はHIV感染患者の増加に伴い本邦でも今後増加する可能性があり,梅毒患者を診察する場合にはHIV感染も念頭に置く必要がある.
食道癌と合併したSweet病の1例
著者: 中須一郎 , 比留間政太郎 , 須賀康 , 池田志斈 , 小川秀興
ページ範囲:P.522 - P.525
66歳,男性.約9か月前から頸部,上胸部,上腕部を中心に,出没を繰り返す紅斑があり,1か月前から発熱を伴うようになったため当院を受診した.初診時では,母指頭大の圧痛を伴う滲出性紅斑が多発してみられ,39℃台の発熱を認めた.血液検査で中等度貧血,CRPの上昇が認められた.また組織学的には真皮全層にわたりリンパ球,好中球を主とする炎症性細胞の浸潤を認めた.以上の所見よりSweet病と診断した.皮疹はプレドニゾロン30mg/日の内服にて改善したが,入院精査中に食道癌が発見されたため,切除術を施行した.以後,ステロイドの暫時減量を行っているが,現在までSweet病・食道癌ともに再発は認めない.Sweet病と固形腫瘍の合併は稀であり,われわれの調べえた限り食道癌の合併例は自験例が世界でも4例目である.
十二指腸潰瘍と大腸潰瘍を伴ったアナフィラクトイド紫斑の1例
著者: 松本聡子 , 橋本夏 , 松田聡子 , 堀啓一郎 , 高橋華代 , 長尾宗彦
ページ範囲:P.526 - P.529
31歳,女性.2002年10月18日より下肢に紫斑,翌日より腹痛,嘔吐が出現し内科に入院した.両下肢,前腕に小豆大までの浸潤を伴う紫斑が多発していた.内視鏡検査にて,十二指腸下行脚および横行結腸に粘膜の発赤,腫脹を伴う多発性の潰瘍を認めた.また胃粘膜びらん部組織よりHelicobactor pyloriを皮膚生検にて認めた.皮膚生検にて真皮血管周囲性にリンパ球および核破砕を伴う好中球の浸潤を認め,leukocytoclastic vasculitisの像を呈していた.免疫組織学的検査では血管壁への免疫グロブリン,補体の沈着は認めなかった.水溶性プレドニゾロン50mg/日静注により,速やかに十二指腸および大腸潰瘍ははん痕化し,紫斑も消褪した.
結節性紅斑の出現時にCrohn病と最終診断された1例
著者: 山上淳 , 藤本篤嗣 , 小菅治彦 , 杉浦丹 , 古川和男
ページ範囲:P.532 - P.534
48歳,女性.20年前より潰瘍性大腸炎の診断で加療中.発熱とともに,両下腿に径1~5cm大までの浸潤と圧痛を伴う境界明瞭な鮮紅色の紅斑が多発して出現した.皮膚生検にて結節性紅斑と診断し,プレドニゾロン短期内服で消退した.腸病変の再評価を行い,大腸内視鏡で大腸の広範囲に縦走潰瘍を認めた.結腸粘膜生検で非乾酪性肉芽腫を認め,Crohn病と診断した.自験例では,消化管病変の悪化に伴って結節性紅斑が出現した点が興味深い.
Crohn病に合併した壊疽性膿皮症の1例
著者: 藤本徳毅 , 桜井健晴 , 尾本光祥 , 杉浦久嗣 , 上原正巳 , 桂知加子 , 佐々木雅也
ページ範囲:P.535 - P.538
22歳,女性.1994年にCrohn病を発症し,プレドニゾロン5mgを隔日内服していた.1998年12月,腹痛,下痢の出現と同時に,右肘部に膿疱が多発し蚕食性潰瘍を形成した.病理組織学的所見では,血管炎はみられなかったが血管周囲にリンパ球,好中球の浸潤を認めた.細菌培養は陰性であった.Crohn病に伴う壊疽性膿皮症と診断した.プレドニゾロンの増量のみで腹部症状,皮膚潰瘍ともに速やかに軽快した.
全血漿交換療法にて軽快した中毒性表皮壊死症型薬疹の1例
著者: 水谷建太郎 , 橋本隆 , 玉田康彦 , 松本義也
ページ範囲:P.539 - P.541
30歳,男性.中毒性表皮壊死症型薬疹の1例を経験した.ステロイドを投与したが全身状態の改善はみられず,血漿交換療法を開始したところびらん部の乾燥化,全身状態の改善がみられ,血漿交換療法が奏功したと考えられた.ステロイド治療に抵抗を示す症例に対して血漿交換療法はきわめて有効な治療法と考えられた.
ゲフィチニブ(イレッサ(R))による毛囊炎様皮疹および爪囲炎の1例
著者: 栗原みどり , 大塚俊 , 山崎雙次
ページ範囲:P.542 - P.544
手術不能の肺非小細胞癌に有効とされるゲフィチニブ(イレッサ(R))は,添付文書によれば,副作用として60%に皮疹が出現するとされている.われわれはゲフィチニブによると思われる皮疹が生じた1例を経験した.51歳,女性.2002年9月より肺腺癌にてゲフィチニブの投与を受け,2か月後,体幹に毛嚢炎様皮疹および両手指の爪囲炎が出現した.ゲフィチニブの投与は継続し,毛囊炎様皮疹はミノサイクリン内服およびステロイド外用,爪囲炎は局所療法により改善した.ゲフィチニブは肺腺癌に対する有用性が高い一方,皮疹の出現頻度が高いため,皮膚科医の役割も大きいと考えられる.
無菌性髄膜炎を伴った自己免疫関連血球貪食症候群の1例
著者: 石田雅美 , 水嶋淳一 , 石黒直子 , 川島眞 , 小瀧光子 , さめ島勇一 , 溝口秀昭
ページ範囲:P.545 - P.548
23歳,女性.上気道炎症状に引き続き前胸部に紅斑が出現し,39℃台の発熱と腰背部痛を伴った.腹部エコーで,腹水貯留,肝脾腫,門脈周囲リンパ節腫脹を,CTで大動脈周囲および腹腔内リンパ節腫脹を認めた.その後preDICとなり,急激な意識障害の進行のため他院より転院した.転院時,項部硬直とKernig徴候陽性で,顔面の浮腫と下顎,前胸部,両上肢,両膝蓋などに母指頭大までの紅斑が散在していた.検査で汎血球減少と肝酵素上昇,フェリチンや可溶性IL-2レセプター高値を認めた.細菌およびウイルス感染症を示唆する検査異常はなく,骨髄および皮膚病理組織像にて血球貪食像を認めた.SLEや混合性結合組織病などの特定の膠原病と診断できる症状を認めないが,ANA5,120倍,抗RNP抗体256倍であり,無菌性髄膜炎を伴った自己免疫関連血球貪食症候群と診断した.プレドニゾロン60mg/日の投与にて皮疹は約5日で略治した.
多発性二次性慢性遊走性紅斑を伴ったLyme病の1例
著者: 飛澤慎一 , 高橋英俊 , 山本明美 , 橋本喜夫 , 飯塚一 , 田中由香子 , 高橋達郎
ページ範囲:P.549 - P.552
47歳,男性.左大腿部にマダニ刺咬を受け1週間後,咬着部位に紅斑が生じ遠心性に拡大.刺咬症から2週間後の当科受診時には刺咬部位以外の左上腕,両下腿,右鼠径部に二次性遊走性紅斑を認めた.刺咬部近接の紅斑部パラフィン標本からpolymerase chain reaction (PCR法)でボレリアflagellin遺伝子を証明した.血清抗体検査(ELISA法)ではBorrelia burgdorferi,Borrelia afzeliiに対する抗体が検出された.
粟粒結核に伴った結核性腱鞘炎の1例
著者: 松下幸世 , 大石直人 , 鍛冶友昭 , 橋本二美男 , 泉三郎
ページ範囲:P.553 - P.555
61歳,女性.ANCA関連腎炎による慢性腎不全のため血液透析とステロイド剤内服中,結核性胸膜炎と右側頭葉・頸部リンパ節・右手関節部に結核性病変が出現した.抗結核療法開始後,右示指に膿瘍が生じ膿塗抹標本のZiehl-Neelsen染色で抗酸菌を認め,PCR法で結核菌と同定.右手関節から手掌,示指にかけての結核性腱鞘炎と診断,腱剝離術を施行した.
巨大な鼻瘤の1例
著者: 加藤優子 , 飯豊深雪 , 吉田哲憲
ページ範囲:P.556 - P.558
66歳,男性.10年以上前から鼻部にざ瘡様皮疹が出現.徐々に増大するも放置していた.初診の2年前から急速に増大,鼻孔を圧迫してきたため当科受診.酒量は3合/日,眼科的合併症なし.病理組織学的所見は,真皮の毛細血管拡張,脂腺増殖・肥大,毛孔拡大,結合組織増生,炎症細胞浸潤を認めた.全麻下にメスと高速グラインダーにて腫瘤剥皮術を施行した.
有茎性結節を呈したbenign fibrous histiocytomaの1例
著者: 倉田ふみ , 石黒直子 , 川島眞
ページ範囲:P.559 - P.561
68歳,男性.左外踝に22×18mm大の角化を伴う有茎性紅褐色結節を認めた.病理組織学的には,角層,表皮の肥厚と表皮突起の不規則な延長を認め,腫瘍細胞は真皮全層にわたり存在していた.腫瘍細胞の主体は組織球様細胞であり,線維芽細胞を混じていた.免疫組織学的検討では,CD34,68,リゾチーム染色は陰性であり,FactorXIIIaは一部の腫瘍細胞に陽性であった.腫瘍下方には多数の泡沫状細胞の集塊からなる部分があり,腫瘍底では均質化した膠原線維束が密に増生していた.この均質化した膠原線維が本腫瘍の下方への進展を妨げ,上方に拡大した結果,有茎性を呈したと考えた.
心筋梗塞を伴った弾力線維性仮性黄色腫の1例
著者: 沖山奈緒子 , 入交珪子 , 三宅隆之
ページ範囲:P.563 - P.565
46歳,女性.皮疹の出現に気付いていない.心電図異常があり,経皮冠動脈造影検査にて左前下行枝・左回旋枝・右回旋枝の三枝にわたる陳旧性心筋梗塞と診断された.その際,鼠径部の皮疹を指摘され,当科を紹介された.初診時,項部,腋窩および鼠径部に,米粒大で楕円形から紡錘形の淡黄白色で扁平に隆起した小結節が多発,集簇していた.組織学的には,真皮中深層の弾力線維の膨化,断裂,捲縮があり,Kossa染色では同部位に一致して石灰沈着を認めた.両側網膜色素線条も伴っていた.弾力線維性仮性黄色腫は,その診断がほかの全身的な合併症,特に心血管病変において,治療方針を決定付けることとなるため,皮膚科医の果たす役割は大きいと考えた.
PCR法にて病変部組織からHHV-8が検出された古典的Kaposi肉腫の1例
著者: 猪熊大輔 , 芝木晃彦 , 横田田鶴子 , 黛真理子 , 菅原弘士 , 青柳哲 , 加藤直子 , 菊田英明 , 小林衣子
ページ範囲:P.566 - P.568
70歳,男性.初診の約10年前から右足背の紅色皮疹に気付いていた.放置していたところ右足内側にも拡大してきたため,当科を受診した.初診時,右足背から内側にかけて不整形の赤褐色局面と褐色斑を認めた.病理組織学的に真皮内にCD34陽性細胞で囲まれたスリット状の管腔構造と紡錘形細胞の増生が認められた.抗HIV抗体陰性.PCR法にて病変部組織からhuman herpes virus8型DNAが検出された.全身検索にてほかの内臓病変を認めず,右足の皮膚に限局した古典的Kaposi肉腫と診断した.
シクロスポリンによる膿ほう性乾癬治療中に紅色局面で診断された成人T細胞リンパ腫の1例
著者: 幸田公人 , 竹内常道 , 新村眞人
ページ範囲:P.569 - P.571
67歳,女性.沖縄県出身.初診の3日前に臨床像,病理組織像とも膿ほう性乾癬を思わせる皮疹が出現した.約2週間のシクロスポリン(ネオーラル(R))の内服による皮疹の消退後,新たに紅色局面が認められた.紅色局面の浸潤細胞はCD4陽性,CD8陰性,CD20陰性,CD25陽性の異型リンパ球よりなり,HTLV-1プロウイルスDNAの単クローン性の組込みがみられたことより成人T細胞リンパ腫と診断された.HTLV-1キャリアであった自験例は初診時すでにpre-ATLの状態であったため,わずか3週間のシクロスポリンの投与によってATLを発症したと考えられた.
切削油が原因と考えられた多発性Bowen病の1例
著者: 吉田益喜 , 上埜剣吾 , 川田暁 , 手塚正
ページ範囲:P.572 - P.574
52歳,男性.約5年前より両手背に角化病変が多発し,初診2か月前より2か所が隆起してきたため当科を受診した.初診時,両手背に大豆大までの角化性病変が多発し,左右に各1か所ずつ直径1cm大の隆起性病変を形成していた.組織学的に隆起性病変はBowen癌を含むBowen病であり,ほかの角化性病変の一部もBowen病であった.角化性病変のほとんどは異形成を認めた.患者は約30年前より両手背に切削油の曝露を受けていたため,切削油が病因と考えた.
耳後部に生じた有茎性基底細胞上皮腫
著者: 沼田透効 , 堀内令久 , 田上八朗 , 相場節也
ページ範囲:P.575 - P.577
75歳,女性.約3年前より左耳後部に痂皮状病変が出現し,半年前よりその部位に腫瘤を形成し急速に増大してきた.初診時,一部痂皮を付着する弾性軟,淡紅色調,表面平滑な多頭性,有茎性腫瘤を認めた.病理組織学的に充実型と腺様型からなる混合型の基底細胞上皮腫であった.臨床的に有茎性を呈する基底細胞上皮腫は比較的稀であり,報告する.
鼠径リンパ節転移で診断された無色素性黒色腫の1例
著者: 幸田公人 , 高木祐子 , 石地尚興 , 上出良一 , 新村眞人
ページ範囲:P.579 - P.582
78歳,男性.近医で右鼠径部の皮下腫瘤を切除したところ悪性黒色腫の転移が疑われ当科を受診した.初診時,右足底に紅色結節と右下腿に多発する皮下結節がみられた.右足底の紅色結節を悪性黒色腫の原発巣,右下腿の皮下結節をin transit転移と考えて切除し,併せて右鼠径リンパ節郭清を行った.病理組織学的には右足底の紅色結節の腫瘍細胞の主体は紡錘形細胞でメラニン顆粒を認めなかった.抗HMB-45抗体染色はごく一部の腫瘍細胞のみに陽性であった.右下腿の皮下結節の腫瘍細胞はメラニン顆粒を有し,抗HMB-45抗体染色陽性であった.右鼠径リンパ節には転移を認めた.以上より,右足底の紅色結節が原発の無色素性黒色腫(pT4,N2b,M0:病期ほう)と診断した.フェロン-DAV療法を10クール施行したが術後1年で新たに右下腿にin transit転移を生じ,3年目に多臓器不全で死亡した.
治療
結節性黄色腫の外科的治療
著者: 小野寺正征 , 宗内巌 , 吉田智子 , 杉村知江子 , 高井郁美 , 青山正子 , 鈴木茂彦 , 井川浩晴
ページ範囲:P.583 - P.585
症例1,45歳,男性.2年前より両膝に隆起性の腫瘤を生じた.切除生検を行い,組織標本中に線維に囲まれた泡沫細胞を多数認め,結節性黄色腫と診断した.症例2,38歳,女性.1年前より両肘,両Ⅰ趾内側,左Ⅲ・Ⅴ趾伸側,右母指伸側に腫瘤が出現した.両Ⅰ趾内側部の腫瘤が靴を履くことで物理的刺激を受け,外傷を生じるので手術となった.高脂血症に伴う2例の結節性黄色腫に手術療法を行い良好な結果を得た.一般的に黄色腫は保存的な治療を行うことが多いが,機能的問題や整容的な問題がある症例には手術療法を行う必要があると示唆された.
検査
ラジオ工作用ドリルを用いた開窓法による楔状爪真菌症の診断
著者: 齋藤卓也 , 山田一雄 , 岸本三郎
ページ範囲:P.586 - P.587
楔状爪真菌症ではKOH直接検鏡法での判定がしばしば困難である.その理由として楔状爪真菌症では遠位部には菌が少なく,近位部に菌が多いという局在性がある.歯科用の電動ドリルを用いて開窓する方法があるが,高価で大きく,注意深く取り扱わないと爪床の皮膚を傷つける.高速で回転するために削った爪が飛び散るなど問題も多いので,広く普及しているとは言いがたい.今回われわれは,ラジオ工作用ドリルを用いた簡便,安全,安価な開窓法を実践した.KOH直接検鏡法にて13例中全症例で,胞子状菌要素と短い菌糸の真菌塊を認めた.真菌培養にて13例中7例の培養成功を得た.歯科用の電動ドリルと違い術者の技量によらず,削った爪が飛び散ることなく,安価であり,楔状爪真菌症の診断に有用である.
基本情報
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40巻2号(1986年2月発行)
40巻1号(1986年1月発行)
39巻12号(1985年12月発行)
39巻11号(1985年11月発行)
39巻10号(1985年10月発行)
39巻9号(1985年9月発行)
39巻8号(1985年8月発行)
39巻7号(1985年7月発行)
39巻6号(1985年6月発行)
39巻5号(1985年5月発行)
39巻4号(1985年4月発行)
39巻3号(1985年3月発行)
39巻2号(1985年2月発行)
39巻1号(1985年1月発行)
38巻12号(1984年12月発行)
38巻11号(1984年11月発行)
38巻10号(1984年10月発行)
38巻9号(1984年9月発行)
38巻8号(1984年8月発行)
38巻7号(1984年7月発行)
38巻6号(1984年6月発行)
38巻5号(1984年5月発行)
38巻4号(1984年4月発行)
38巻3号(1984年3月発行)
38巻2号(1984年2月発行)
38巻1号(1984年1月発行)
37巻12号(1983年12月発行)
37巻11号(1983年11月発行)
37巻10号(1983年10月発行)
37巻9号(1983年9月発行)
37巻8号(1983年8月発行)
37巻7号(1983年7月発行)
37巻6号(1983年6月発行)
37巻5号(1983年5月発行)
37巻4号(1983年4月発行)
37巻3号(1983年3月発行)
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36巻12号(1982年12月発行)
36巻11号(1982年11月発行)
36巻10号(1982年10月発行)
36巻9号(1982年9月発行)
36巻8号(1982年8月発行)
36巻7号(1982年7月発行)
36巻6号(1982年6月発行)
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36巻4号(1982年4月発行)
36巻3号(1982年3月発行)
36巻2号(1982年2月発行)
36巻1号(1982年1月発行)
35巻12号(1981年12月発行)
35巻11号(1981年11月発行)
35巻10号(1981年10月発行)
35巻9号(1981年9月発行)
35巻8号(1981年8月発行)
35巻7号(1981年7月発行)
35巻6号(1981年6月発行)
35巻5号(1981年5月発行)
35巻4号(1981年4月発行)
35巻3号(1981年3月発行)
35巻2号(1981年2月発行)
35巻1号(1981年1月発行)
34巻12号(1980年12月発行)
34巻11号(1980年11月発行)
34巻10号(1980年10月発行)
34巻9号(1980年9月発行)
34巻8号(1980年8月発行)
34巻7号(1980年7月発行)
34巻6号(1980年6月発行)
34巻5号(1980年5月発行)
34巻4号(1980年4月発行)
34巻3号(1980年3月発行)
34巻2号(1980年2月発行)
34巻1号(1980年1月発行)
33巻12号(1979年12月発行)
33巻11号(1979年11月発行)
33巻10号(1979年10月発行)
33巻9号(1979年9月発行)
33巻8号(1979年8月発行)
33巻7号(1979年7月発行)
33巻6号(1979年6月発行)
33巻5号(1979年5月発行)
33巻4号(1979年4月発行)
33巻3号(1979年3月発行)
33巻2号(1979年2月発行)
33巻1号(1979年1月発行)
32巻12号(1978年12月発行)
32巻11号(1978年11月発行)
32巻10号(1978年10月発行)
32巻9号(1978年9月発行)
32巻8号(1978年8月発行)
32巻7号(1978年7月発行)
32巻6号(1978年6月発行)
32巻5号(1978年5月発行)
32巻4号(1978年4月発行)
32巻3号(1978年3月発行)
32巻2号(1978年2月発行)
32巻1号(1978年1月発行)
31巻12号(1977年12月発行)
31巻11号(1977年11月発行)
31巻10号(1977年10月発行)
31巻9号(1977年9月発行)
31巻8号(1977年8月発行)
31巻7号(1977年7月発行)
31巻6号(1977年6月発行)
31巻5号(1977年5月発行)
31巻4号(1977年4月発行)
31巻3号(1977年3月発行)
31巻2号(1977年2月発行)
31巻1号(1977年1月発行)
30巻12号(1976年12月発行)
30巻11号(1976年11月発行)
30巻10号(1976年10月発行)
30巻9号(1976年9月発行)
30巻8号(1976年8月発行)
30巻7号(1976年7月発行)
30巻6号(1976年6月発行)
30巻5号(1976年5月発行)
30巻4号(1976年4月発行)
30巻3号(1976年3月発行)
30巻2号(1976年2月発行)
30巻1号(1976年1月発行)
29巻12号(1975年12月発行)
29巻11号(1975年11月発行)
29巻10号(1975年10月発行)
29巻9号(1975年9月発行)
29巻8号(1975年8月発行)
29巻7号(1975年7月発行)
29巻6号(1975年6月発行)
29巻5号(1975年5月発行)
29巻4号(1975年4月発行)
29巻3号(1975年3月発行)
29巻2号(1975年2月発行)
29巻1号(1975年1月発行)
28巻12号(1974年12月発行)
28巻11号(1974年11月発行)
28巻10号(1974年10月発行)
28巻8号(1974年8月発行)
28巻7号(1974年7月発行)
28巻6号(1974年6月発行)
28巻5号(1974年5月発行)
28巻4号(1974年4月発行)
28巻3号(1974年3月発行)
28巻2号(1974年2月発行)
28巻1号(1974年1月発行)
27巻12号(1973年12月発行)
27巻11号(1973年11月発行)
27巻10号(1973年10月発行)
27巻9号(1973年9月発行)
27巻8号(1973年8月発行)
27巻7号(1973年7月発行)
27巻6号(1973年6月発行)
27巻5号(1973年5月発行)
27巻4号(1973年4月発行)
27巻3号(1973年3月発行)
27巻2号(1973年2月発行)
27巻1号(1973年1月発行)
26巻12号(1972年12月発行)
26巻11号(1972年11月発行)
26巻10号(1972年10月発行)
26巻9号(1972年9月発行)
26巻8号(1972年8月発行)
26巻7号(1972年7月発行)
26巻6号(1972年6月発行)
26巻5号(1972年5月発行)
26巻4号(1972年4月発行)
26巻3号(1972年3月発行)
26巻2号(1972年2月発行)
26巻1号(1972年1月発行)
25巻13号(1971年12月発行)
特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
25巻11号(1971年11月発行)
25巻10号(1971年10月発行)
25巻9号(1971年9月発行)
25巻8号(1971年8月発行)
25巻7号(1971年7月発行)
特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
25巻5号(1971年5月発行)
25巻4号(1971年4月発行)
25巻3号(1971年3月発行)
25巻2号(1971年2月発行)
25巻1号(1971年1月発行)
24巻12号(1970年12月発行)
24巻11号(1970年11月発行)
24巻10号(1970年10月発行)
24巻9号(1970年9月発行)
24巻8号(1970年8月発行)
24巻7号(1970年7月発行)
24巻6号(1970年6月発行)
24巻5号(1970年5月発行)
24巻4号(1970年4月発行)
24巻3号(1970年3月発行)
24巻2号(1970年2月発行)
24巻1号(1970年1月発行)
23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
23巻8号(1969年8月発行)
23巻7号(1969年7月発行)
23巻6号(1969年6月発行)
23巻5号(1969年5月発行)
23巻4号(1969年4月発行)
23巻3号(1969年3月発行)
23巻2号(1969年2月発行)
23巻1号(1969年1月発行)