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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻7号

2004年06月発行

文献概要

症例報告

AIDSの治療により軽快した結節性痒疹の1例

著者: 蘇原雅明1 大塚勤1 山﨑雙次1

所属機関: 1獨協医科大学皮膚科

ページ範囲:P.516 - P.518

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50歳,男性.10年ほど前に韓国で風俗の女性との性交渉があった.1年ほど前体幹に強いそう痒を伴う結節性痒疹が出現,内服・外用を行うも難治であった.経過中2度目の帯状ほう疹が出現したため,AIDSを疑い検査を施行し,抗HIV抗体陽性より,AIDSと診断された.内科入院後抗HIV薬を投与し,血中ウイルス量の低下に伴い皮疹・そう痒も軽快した.抗HIV薬により皮疹が軽快した症例と考えられたため報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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