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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻7号

2004年06月発行

文献概要

症例報告

結節性紅斑の出現時にCrohn病と最終診断された1例

著者: 山上淳1 藤本篤嗣1 小菅治彦1 杉浦丹1 古川和男2

所属機関: 1静岡県立清水病院皮膚科 2静岡県立清水病院外科

ページ範囲:P.532 - P.534

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48歳,女性.20年前より潰瘍性大腸炎の診断で加療中.発熱とともに,両下腿に径1~5cm大までの浸潤と圧痛を伴う境界明瞭な鮮紅色の紅斑が多発して出現した.皮膚生検にて結節性紅斑と診断し,プレドニゾロン短期内服で消退した.腸病変の再評価を行い,大腸内視鏡で大腸の広範囲に縦走潰瘍を認めた.結腸粘膜生検で非乾酪性肉芽腫を認め,Crohn病と診断した.自験例では,消化管病変の悪化に伴って結節性紅斑が出現した点が興味深い.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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