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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻7号

2004年06月発行

症例報告

Crohn病に合併した壊疽性膿皮症の1例

著者: 藤本徳毅1 桜井健晴1 尾本光祥1 杉浦久嗣1 上原正巳1 桂知加子2 佐々木雅也3

所属機関: 1滋賀医科大学皮膚科学教室 2草津総合病院皮膚科 3滋賀医科大学消化器内科

ページ範囲:P.535 - P.538

文献概要

22歳,女性.1994年にCrohn病を発症し,プレドニゾロン5mgを隔日内服していた.1998年12月,腹痛,下痢の出現と同時に,右肘部に膿疱が多発し蚕食性潰瘍を形成した.病理組織学的所見では,血管炎はみられなかったが血管周囲にリンパ球,好中球の浸潤を認めた.細菌培養は陰性であった.Crohn病に伴う壊疽性膿皮症と診断した.プレドニゾロンの増量のみで腹部症状,皮膚潰瘍ともに速やかに軽快した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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