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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻8号

2004年07月発行

文献概要

今月の症例

皮膚骨腫の1例―長期経過観察により偽性偽性副甲状腺機能低下症(Albright骨異栄養症)と診断した1例

著者: 藤本篤嗣1 安西秀美1 石河晃1 谷川瑛子1 西川武二1 川島淳子2 木花光3

所属機関: 1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 2東京歯科大学市川総合病院皮膚科 3済生会横浜市南部病院皮膚科

ページ範囲:P.611 - P.614

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生後1か月,男児.右大腿後面に500円硬貨大までの弾性硬の皮下結節を複数認め,X線上大腿骨とは非連続性の石灰化像を呈した.当時,Ca,IP,PTHなどの血清学的異常を認めず,皮膚生検のうえ原発性皮膚骨腫と診断した.経過観察していたところ1歳時より,円形顔貌,精神発達遅延などのAlbright徴候を生じたが,ホルモン負荷検査や血中電解質などに異常を認めず偽性偽性副甲状腺機能低下症すなわちAlbright骨異栄養症と診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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