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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻8号

2004年07月発行

文献概要

症例報告

プレドニゾロンとニコチン酸アミドが奏効した角層下膿ほう症の1例

著者: 原藤玲1 山本奈緒1 畑康樹1

所属機関: 1済生会神奈川県病院皮膚科

ページ範囲:P.646 - P.648

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76歳,男性.初診の約1週間前より臍周囲に膿ほうと鱗屑を辺縁に付着する紅斑,びらんが出現した.DDS,エトレチナートなど,各種治療を試みたが,無効あるいは副作用の出現のため継続できず難治であった.プレドニゾロン30mg/日内服にて皮疹は軽快し,ニコチン酸アミドを併用することでプレドニゾロン漸減時の皮疹の再燃を抑制できた.ニコチン酸アミドも今後本症に試みるべき治療の一つと考えられた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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