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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻8号

2004年07月発行

症例報告

色素性乾皮症D群の1例

著者: 星野優子12 関塚敏之1 森脇真一3

所属機関: 1榛原総合病院皮膚科 2浜松医科大学皮膚科学教室 3浜松医科大学光量子医学研究センター

ページ範囲:P.650 - P.652

文献概要

68歳,女性.幼児期より日光に当たると顔面が赤くなりやすかった.20歳の時に近医を受診した際,色素性乾皮症(xeroderma pigmentosum:XP)を疑われたため厳重な遮光を開始した.50歳より露光部に皮膚腫瘍が多発してきた.当院初診時(51歳),顔面,項部,上胸部,手背などの日光露光部には数mm大までの小色素斑がみられ,皮膚は全体に粗造であった.現在まで11回にわたり顔面の皮膚腫瘍を切除している.患者細胞の不定期DNA合成能は正常の47%であった.宿主細胞回復能を指標としたXP相補性テストにてXPD群と診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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