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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻8号

2004年07月発行

文献概要

症例報告

Carney's complexとの異同が問題となったsuperficial angiomyxomaの1例

著者: 藤本栄大1 藤本典宏1 原大1 二宮嘉治1 大西善博1 多島新吾1 苗代弘1

所属機関: 1防衛医科大学校皮膚科学教室 2防衛医科大学校脳外科

ページ範囲:P.657 - P.660

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24歳,男性.初診の約1年前より左腰部に腫瘤が出現.漸次増大したため当科を受診.初診時,4.5×3.0cm大,自覚症のない表面平滑で,下床との可動性を有する褐色調の腫瘤を認めた.病理組織学的には真皮内の線維性被膜を有する多結節性病変で,粘液基質内に血管の増生と,紡錘形細胞がみられた.腫瘍細胞は免疫組織化学的にfactorⅩⅢa染色で陽性を示した.5年前に下垂体腫瘍摘出の既往があり,Carney's complexとの異同が問題となった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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