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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻8号

2004年07月発行

文献概要

症例報告

微小肛門管癌の発見につながった肛囲Paget病の1例

著者: 川島拓也1 宇谷厚志1 山本克志1 中村康博1 鎌田憲明1 新海浤1

所属機関: 1千葉大学医学部皮膚科

ページ範囲:P.678 - P.680

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62歳,女性.約3年前より肛門周囲にそう痒を伴う紅斑が生じ,拡大傾向にあった.近医にて生検の結果,乳房外Paget病と診断され,当科紹介受診となった.大腸内視鏡にて,肛門管に小結節が発見され,組織は高分化型腺癌であった.免疫組織化学検査で,Paget細胞はcytokeratin20(CK20)陽性,gross cystic disease fluid protein15(GCDFP15)陰性であり,続発性Paget病のパターンを示した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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