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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻9号

2004年08月発行

文献概要

症例報告

腹部に限局した再発性環状紅斑様乾癬の1例

著者: 西澤綾1 金子高英1 玉井克人1 花田勝美1

所属機関: 1弘前大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.723 - P.725

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4歳,女児.2年前より臍周囲に限局して短期間で消退する再発性の環状紅斑,膿ほうがあった.ステロイド外用にて軽快するも,出没を繰り返していた.病理組織学的にて表皮の肥厚,角層下の好中球性膿ほうおよび表皮内海綿状膿ほうを認め,再発性環状紅斑様乾癬と診断した.発熱,上気道感染後に皮疹の増悪を認めるため,耳鼻科受診.滲出性中耳炎,慢性扁桃炎,慢性副鼻腔炎と診断される.両鼓膜チューブ挿入術,両口蓋扁桃摘出術を施行,術後一時皮疹の増悪をみたものの,大部分は色素沈着となり消退した.現在皮疹の新生はほとんどみられず経過良好である.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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