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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科58巻9号

2004年08月発行

文献概要

症例報告

p16遺伝子の解析を行ったsporadic dysplastic nevusの1例

著者: 加藤真弓1 小西研二1 松村康洋1 是枝哲1 錦織千佳子1 宮地良樹1

所属機関: 1京都大学大学院医学研究科皮膚病態学

ページ範囲:P.769 - P.771

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19歳,男性.生来「ほくろ」が多かったが,最近増加するとのことで当科を受診した.一部切除した黒色斑の病理組織からdysplastic nevusと診断し,全身の黒色斑の切除を施行した.家族歴および病理組織学的所見から,Kraemer分類のtype Aのdysplastic nevusと診断した.また,悪性黒色腫の発症に関与するといわれているp16遺伝子異常についても,SSCP法による変異の解析およびp16遺伝子近傍のマイクロサテライトを用いたアレル欠失の解析を行ったが,遺伝子異常は認められなかった.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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