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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科59巻1号

2005年01月発行

文献概要

症例報告

皮膚浸潤を伴ったlarge granular lymphocyte leukemia (LGLL)の1例

著者: 谷村心太郎1 加藤直子1 田村あゆみ1 山中快子1 相川啓子2 森川玲子3

所属機関: 1国立病院機構北海道がんセンター皮膚科 2国立病院機構北海道がんセンター血液内科 3恵み野皮膚科クリニック

ページ範囲:P.66 - P.68

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要約 77歳,男性.2002年12月頃から無症候性の紅色丘疹が全身に多発し,その後,多発性小結節状となった.軀幹の小結節はCD3,CD4陽性のリンパ球様細胞の増殖を示し,T細胞受容体遺伝子再構成が陽性であった.同様の細胞を末梢血と骨髄に認め,それらはアズール顆粒を有するlarge granular lymphocyte(LGL)であった.末梢血好中球減少および貧血を伴ったが,表在性リンパ節腫大は認めなかった.稀な皮膚浸潤を伴ったlarge granular lymphocyte leukemia (LGLL)と診断した.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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