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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科59巻1号

2005年01月発行

文献概要

症例報告

神経疾患に対する免疫グロブリン大量療法後に生じた汗疱の2例

著者: 長谷川道子1 田村敦志1 石川治1

所属機関: 1群馬大学大学院医学系研究科皮膚病態学

ページ範囲:P.87 - P.89

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要約 症例1は70歳,男性,small fiber neuropathy.症例2は65歳,男性,慢性炎症性脱髄性多発根神経炎.神経疾患に対し,当院神経内科で免疫グロブリン大量療法(IVIg療法)を受け,治療終了3日後より両手掌,足底に小水疱が出現した.神経疾患に対するIVIg療法後に汗疱が発生しやすいことは神経内科領域では比較的よく知られているが,皮膚科領域からの報告は少ない.皮膚科医として,IVIg療法の特徴的副作用を知っておくべきである.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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