Qどんなダーモスコピー所見が認められますか?
診断は何でしょう
臨床情報
74歳,男性.10年ほど前から両側頬部などに褐色斑が多発してきた.一部のものが拡大し,濃くなってきたので心配になり,当科を受診した.
初診時,両頬部などに径1cm程度までの褐色から黒褐色の色素斑が多発し,一部融合していた(図2).軽度角化性で多少扁平隆起するものも混在していた.
雑誌目次
臨床皮膚科59巻10号
2005年09月発行
雑誌目次
連載
Dermoscopy Specialistへの道Q&A(第18回)
著者: 斎田俊明 , 古賀弘志
ページ範囲:P.947 - P.949
今月の症例
環状紅斑,紫斑を伴った横紋筋融解症の1例
著者: 吉田理恵 , 木本雅之 , 木花光 , 小林みゆき
ページ範囲:P.951 - P.953
要約
75歳,男性.3年前より慢性腎不全にて当院内科に通院中であった.2日前より両下肢に自覚症状のない皮疹が出現し,同時に下肢の脱力を認め歩行困難となった.初診時,両下肢に同心円状に3~4cm径の紫斑とその周囲の環状紅斑よりなる皮疹が散在してみられ,両下肢に熱感,腫脹,脱力,筋把握痛があった.皮膚生検では,真皮浅層の毛細血管の拡張と,その周囲に赤血球の血管外漏出および炎症性細胞浸潤を認め,皮下脂肪織には出血がみられた.血中CPK1,983IU/l,ミオグロビン228ng/ml,尿中ミオグロビン168ng/mlと高値.以上より,横紋筋融解症と診断した.入院後,内服していた薬剤をすべて中止し,安静と補液にて皮疹および筋症状は2週間で軽快した.薬剤,なかでもアロプリノール(ザイロリック (R))により皮疹と横紋筋融解症が併発した症例と考えられた.
Milia en plaqueの1例
著者: 前山直 , 文森健明 , 前山泰彦 , 安元慎一郎 , 橋本隆
ページ範囲:P.954 - P.956
要約
63歳,女性.左上腕内側に白色顆粒状丘疹の集簇を伴った紅色扁平隆起性局面が出現した.病理組織学的所見では真皮内に正常表皮様構造の壁をもつ囊腫の配列があり,囊腫内腔は角質様物質で充たされていた.臨床所見,病理組織学的所見からmilia en plaqueと診断した.
症例報告
ニコチン貼布薬による接触皮膚炎の1例
著者: 清水彩 , 上田周 , 石橋睦子 , 有川順子 , 石黒直子 , 川島眞
ページ範囲:P.958 - P.960
要約
72歳,男性.2003年4月6日より禁煙目的にてニコチン貼布薬(ニコチネルTTS (R))の30cm2貼布薬を開始したところ,貼布1日目より貼布部に一致した円形紅斑を認め,4月28日より全身に小型の紅斑と丘疹が拡大した.貼布部の円形紅斑と,自家感作性皮膚炎と考えた背部の紅斑の病理組織所見では,いずれも海綿状態と真皮上層の血管周囲にリンパ球,好酸球の浸潤を認めた.ステロイド薬外用と抗ヒスタミン薬内服により約2週間で皮疹は軽度の色素沈着を残し軽快した.成分別貼布試験にて,1%ニコチン水溶液は陰性であったが,5%,10%ニコチン水溶液で48時間後より72時間後にさらに増強する陽性反応を認め,7日後も紅斑が残ったことより,ニコチンによる遅延型アレルギー反応と考えた.
解離性障害患者に発症した色素性痒疹の1例
著者: 菅原祐樹 , 高橋和宏 , 赤坂俊英 , 大原学
ページ範囲:P.961 - P.963
要約
22歳,女性.解離性障害のため2か月間,精神科に入院していたが,退院と同時期より,後頸部から背部にそう痒を伴う紅色丘疹と浮腫性紅斑が出現し拡大した.一部は褐色網状を呈した.塩酸ミノサイクリン(ミノマイシン (R))200mg/日を5日間投与したところ,そう痒は軽快し,皮疹は粗大網目状の色素沈着のみとなった.皮疹が,患者の不安が強かった精神科退院時期に出現していることより,心理的ストレスが発症の誘因になったと考えた.
環状扁平苔癬の1例
著者: 芳賀貴裕 , 千葉修子 , 松永純 , 相場節也
ページ範囲:P.964 - P.966
要約
66歳,女性.当科初診の約2か月前から,両前腕に痒みを伴う皮疹が出現した.臨床的にサルコイドーシスや環状肉芽腫,annular elastolytic giant cell granuloma,汗孔角化症などを考えたが,病理組織学的に苔癬型反応を呈しており,環状扁平苔癬と診断した.ステロイド外用を行ったが,当初はむしろ増悪傾向を示したので,強くすり込まないように指導したところ,皮疹は軽快した.Kbner現象を起こしていたものと考えられる.環状扁平苔癬は,扁平苔癬のなかでは比較的稀な病態であり,臨床像のみからの診断は困難である.その分類や特徴,分類の意義および鑑別診断に関して,過去の文献とともに考察を加えた.
長期ステロイド投与中に発症した播種状Mycobacterium chelonae皮膚感染症
著者: 齋藤まるみ , 川上佳夫 , 尾山徳孝 , 中村晃一郎 , 金子史男
ページ範囲:P.967 - P.970
要約
67歳,女性.ネフローゼ症候群および全身性強皮症のためステロイド投与中に,左第3指にMycobacterium chelonaeによる骨髄炎を発症し,手指切断術を受けた.その後,同側下腿に紅色結節が出現した.病理組織で真皮内の肉芽形成とZiehl-Neelsen染色で淡紅色に染まる菌体が確認された.クラリスロマイシンの単独投与で皮疹は一時改善したが,再燃後は多剤抗生剤に抵抗性を示した.局所の温熱療法と抗結核薬に加え,シプロフロキサシンの併用が有効であった.
多彩な皮膚症状および虹彩炎を合併した第2期梅毒の1例
著者: 田中摂子 , 豊田愛子 , 長谷川道子 , 永井弥生 , 田村敦志 , 石川治
ページ範囲:P.971 - P.974
要約
61歳,男性.初診の1か月半前より発熱および両側手関節に淡紅色斑が出現した.初診時,全身に小豆大までの淡紅色斑,丘疹が播種し,両足底には大豆大までの鱗屑を付す赤銅色の紅斑が多発していた.背部丘疹の病理組織像では,真皮全層の血管周囲性に単核球を主体とする細胞浸潤と類上皮細胞からなる肉芽腫,足底の乾癬様皮疹の病理組織像では,真皮上層に帯状の細胞浸潤がみられた.両側鼠径リンパ節腫脹と左眼に虹彩炎があり,血清学的にはRPR64倍,TPHA10,240倍と陽性であった.バラ疹,梅毒性乾癬,虹彩炎を伴った第2期梅毒と診断し,アモキシシリン(サワシリン (R))内服で加療した.梅毒2期疹は,多彩な臨床症状および組織所見を呈することを念頭に置いて診断に当たることが必要と考えた.
皮疹から糖尿病が診断された汎発性環状肉芽腫の1例
著者: 渡辺宏数 , 清水忠道 , 清水宏
ページ範囲:P.975 - P.977
要約
72歳,女性.約2年前より背部から両上肢,両側腹部に境界明瞭で豌豆大までの紅斑,丘疹が多発してきた.病理組織学的に真皮内に柵状肉芽腫の像を認め,中心部真皮に著明なムチンの沈着がみられ,汎発性環状肉芽腫と診断した.耐糖能異常の有無を検索したところ,空腹時血糖,尿糖に異常はみられなかったが,75g糖負荷試験で2型糖尿病と診断された.糖尿病のコントロールおよびステロイド外用療法により皮疹は約4か月後に消失した.
リンパ球腫を思わせたサルコイドーシスの1例―超音波診断による鑑別を含めて
著者: 成田千佐子 , 金沢博龍 , 石橋睦子 , 林伸和 , 川島眞
ページ範囲:P.978 - P.981
要約
66歳,女性.約1年前に出現した右鼻翼外側のドーム状に隆起する紅色結節を主訴に来院した.リンパ球腫を疑い皮膚生検を施行したところ,組織学的に稠密な類上皮細胞性肉芽腫と肉芽腫周囲のリンパ球浸潤を認めた.ACE,リゾチームの高値とBHLがありサルコイドーシスと診断した.過去に当科で経験したサルコイドーシスの皮膚エコー像は,低エコー領域が巣状に分布し,内部エコーはさざ波状であり,低エコー領域は肉芽腫に一致していた.一方,過去の経験例の典型例なリンパ球腫では,濾胞様構造を示す稠密な細胞浸潤巣に一致した低エコー領域を認めるが,さざ波状の内部エコーは認めなかった.本症例では組織内の高い細胞密度を反映し,リンパ球腫と類似し結節部に一致した低エコー領域がみられたが,その内部エコーはサルコイドーシスを思わせるさざ波状であった.超音波検査は,腫瘍性病変のみならず,炎症性,肉芽腫性疾患においても,診断の一助となる.
サルコイドーシスを合併した全身性強皮症の2例
著者: 畑佐知里 , 市來善郎 , 北島康雄 , 安田憲生 , 細川嘉彦
ページ範囲:P.982 - P.985
要約
症例1:64歳,女性.1980年よりRaynaud現象,1987年より右足・両手指の腫脹,両下肺の軽度線維化が出現し,全身性強皮症(limited type)と診断した.1991年よりぶどう膜炎と,BHLおよびγグロブリン,ACE,リゾチームの上昇が認められ,サルコイドーシスと診断した.抗アレルギー薬内服,ステロイド外用,気管支拡張薬投与のみで軽快した.症例2:60歳,男性.1989年頃よりRaynaud現象,1992年より強指症,軽度手指拘縮,舌小帯短縮があり,皮膚生検も合わせて全身性強皮症(limited type)と診断した.1998年より労作時の軽い呼吸困難,胸部X線でBHL,下肺線維化,γグロブリン,およびACEの上昇,気管支鏡にて右上区入口・左上舌区部にnetwork formation,両眼に隅角結節・網膜血管炎がありサ症と診断した.プロサイリン投与で経過観察中である.現在皮膚の硬化・拘縮はかなり軽快した.
咽頭癌の治療により急速に皮疹が改善したmulticentric reticulohistiocytosis
著者: 岸本和裕 , 柳堀浩克
ページ範囲:P.986 - P.989
要約
76歳,男性.初診の9年前に食道癌の既往がある.2003年より後頸部,手指伸側の順に弾性硬の紅色結節が多発し,2か月後には全身の関節痛が出現した.病理組織学的に腫瘍細胞は真皮に結節状で密に浸潤しており,硝子様好酸性の細胞質を有する組織球様単核球および多核巨細胞から形成されていた.免疫染色にて浸潤細胞はCD68,リゾチームが陽性であったため,multicentric reticulohistiocytosisと診断した.全身検索にて自己免疫疾患の合併はなかったが,咽頭癌を合併していた.咽頭癌は化学療法と放射線療法にて寛解状態となり,それに伴い皮膚病変はほぼ消失した.関節症状は難治性であったが,メソトレキセートとプレドニゾロンの併用にて軽快した.
血小板機能亢進を認めたSneddon症候群の1例
著者: 森亮子 , 江川形平 , 加藤真弓 , 藤井秀孝 , 西村陽一 , 立花隆夫 , 宮地良樹
ページ範囲:P.990 - P.993
要約
57歳,女性.29歳時に左下腿小潰瘍を主訴に当科を受診し,血管炎の診断のもとに治療を行っていた.33歳頃より四肢に網状皮斑が出現し,52歳時には脳梗塞を発症した.プレドニゾロン(10~15mg/日)と抗血小板薬の内服にて外来治療を継続してきたが,2002年7月頃より下腿潰瘍が顕著に拡大してきた.皮膚生検にて血管炎および血栓形成を認め,また,血小板機能が異常値を示したため,Sneddon症候群と診断した.なお,抗リン脂質抗体は陰性であった.プレドニゾロンを増量し(40mg/日),良好な肉芽形成がみられた後に,植皮術を施行し潰瘍は閉鎖した.その後はプレドニゾロンを12.5mg/日にまで減量しているが潰瘍は再発していない.
口腔粘膜病変を伴った肉芽腫性口唇炎の1例
著者: 市川尚子 , 和泉達也
ページ範囲:P.994 - P.996
要約
29歳,女性.1年前より下口唇に持続性腫脹が出現し,下口唇内側の粘膜に白色顆粒状病変と線状の潰瘍を伴っていた.組織学的には基底層直下に帯状の細胞浸潤,粘膜固有層深部に島嶼状細胞塊を認め,これらは非乾酪性肉芽腫を形成しており,肉芽腫性口唇炎と診断した.皺襞舌,顔面麻痺,Crohn病を示唆する所見は認めず,サルコイドーシスの診断基準も満たさなかった.プレドニゾロン10mg/日およびトラニラスト300mg/日内服の併用にて,口唇の腫脹および粘膜疹は改善した.基底層直下の稠密な細胞浸潤が,本症例の非定型的な扁平苔癬様粘膜疹を形成したと考えられた.肉芽腫性口唇炎は現在,複数の病態を包括した病名となっており,病因に基づいた疾患概念の整理が望まれる.
陰茎に結節形成を繰り返した開口部形質細胞症と考えた1例
著者: 久保田由美子 , 中浦淳 , 中山樹一郎 , 林田清芽 , 佐藤恵実子
ページ範囲:P.997 - P.1000
要約
71歳,男性.高血圧,脳梗塞,胃癌,甲状腺機能低下症の既往があった.初診の5年前より,陰茎冠状溝を中心にびらん,結節形成を繰り返し,近医でのステロイド外用,切除などで軽快していた.しかし1か月後には結節が新生するため,2003年11月10日に当科を初診した.包皮から亀頭にかけて2.5×2cmのびらん局面があり,白苔を付着する結節を2個認めた.病理組織学的に真皮内に形質細胞主体の稠密な細胞浸潤を認め,開口部形質細胞症と診断した.6回のステロイド局注で皮疹は消失した.陰茎に生じる本症の典型的な臨床像は,境界明瞭なほとんど隆起しない平滑な赤褐色局面であるが,自験例では5年間にわたり結節形成を繰り返した.
皮下組織の萎縮を伴った先天性巨大色素性母斑
著者: 安芸実扶子 , 石黒直子 , 川島眞 , 伊藤康 , 池谷紀代子 , 大澤真木子
ページ範囲:P.1001 - P.1004
要約
3か月,男児.出生時より右下肢に黒褐色斑があった.2002年11月に小児科に精査のため入院し,同部位の萎縮について当科を紹介された.初診時,右大腿から下腿,足首にかけて黒褐色斑を認め,一部に鱗屑,隆起を伴う局面を形成していた.同部位にほぼ一致して萎縮性陥凹を認めた.大腿中間囲の左右差は4.1cm,下腿中間囲の左右差は1.2cm.下肢の長さには左右差はなく,運動機能は問題ないが,右下肢に深部腱反射の亢進と右足にクローヌスを認めた.CTでは筋肉に左右差はないが,右下肢で皮下組織が乏しい.脳波,脳MRIは正常.右大腿の黒褐色斑の病理組織像では,母斑細胞は真皮上層では集塊をなし,真皮中層~脂肪織内では散在性に認めた.炎症細胞浸潤や脂肪細胞の明らかな変性,萎縮はなかった.1歳4か月時には,病変の範囲,大腿中間囲の左右差は不変であるが,下腿中間囲の左右差は消失していた.
耳介に生じた血管平滑筋腫の2例
著者: 寺内雅美 , 中束和彦
ページ範囲:P.1005 - P.1007
要約
35歳と21歳,男性.いずれも組織学的には大小の血管腔と平滑筋線維の増殖で構成されていた.血管平滑筋腫の約70%は下腿に発生し,顔面発生例は比較的少なく,顔面発生例では耳介と口唇に比較的多く報告されている.その原因に外傷の関与が指摘されている.耳介発生例は男性に多い,有痛例が少ない,組織型は静脈型が多いなどの特徴があり,われわれの症例も同様であった.
乳輪部に生じた単発型グロムス腫瘍の1例
著者: 津田達也 , 西村啓介 , 山西清文 , 水谷仁
ページ範囲:P.1008 - P.1009
要約
30歳,男性.初診の2年前に左乳輪部に疼痛を伴う皮下腫瘤を自覚した.生検では,腫瘍内には不規則に拡張した血管腔とその周囲に層状および結節状の腫瘍塊を認めた.腫瘍細胞は免疫組織化学的にビメンチン,α-smooth muscle actinに陽性,デスミンは陰性であった.これらよりグロムス腫瘍の1種であるglomangiomaと診断した.文献的に自験例のような乳輪部発生の単発例は稀と考えられた.
Adenoid cystic carcinoma様変化を伴ったeccrine adenocarcinomaの1例
著者: 永田弥生 , 堀江正樹 , 大塚勤 , 川村由美 , 鈴木利宏 , 籏持淳 , 山﨑雙次 , 久永祐子
ページ範囲:P.1010 - P.1012
要約
71歳,男性.約5年前,下腹部に腫瘤が出現した.恥骨部腫瘤を主訴に当科を受診し,臨床的に転移性皮膚癌が疑われた.組織学的には好塩基性で異型性のある腫瘍細胞の集塊が多数みられ,一部に管腔構造を認めた.断頭分泌はみられなかった.CEA陽性,S-100蛋白陽性,GCDFP-15陽性,サイトケラチン陰性であった.病理組織学的・免疫組織化学的所見より一部にadenoid cystic carcinoma様の変化を伴ったeccrine adenocarcinomaと診断した.拡大切除術と分層植皮術,および両鼠径リンパ節郭清術を施行した.術後1年4か月の現在,再発・転移は認めていない.自験例は,adenoid cystic carcinoma,eccrine adenocarcinomaのおのおのに合致する所見があり,両腫瘍の所見を併せもつ稀な1例と考えられた.
血中5-S-CD値の上昇がアガリクス摂取によると考えられた悪性黒色腫の1例
著者: 吉野公二 , 青木見佳子 , 川名誠司
ページ範囲:P.1013 - P.1015
要約
43歳,女性.悪性黒色腫を左背部に生じ,突然,血清5-S-cysteinyldopa(5-S-CD)値が異常高値を示した.その原因として内服していたアガリクスが考えられた.内服中止とともに5-S-CD値は低下し,全身検索でも転移,再発を認めなかった.アガリクスの成分には5-S-CD値の前駆体(チロシン,チロシナーゼ)が含まれており,5-S-CD値の代謝経路とアガリクスの成分との間に関連があるのではないかと考えた.臨床現場で突然5-S-CD値の上昇を認めた場合は,季節(夏季),腎機能障害,化学療法後,L-dopa内服のみならず,アガリクスの内服の有無を確認することが必要であると考えた.
FDG-PETで転移が確認された悪性黒色腫の1例
著者: 片田桐子 , 青山久美 , 長谷川道子 , 田村敦志 , 石川治
ページ範囲:P.1016 - P.1019
要約
58歳,女性.小児期より左下眼瞼に褐色調の皮疹があり,29歳頃より隆起してきたが放置していた.1999年3月頃,皮疹が褐色から黒色調に変化し急激に増大した.近医で悪性黒色腫を疑われ,当科を紹介された.左下眼瞼中央やや内側の遊離縁に,黒褐色,半球状に隆起する5×4mmの小結節があり,局麻下に全切除した.左下眼瞼原発の結節型悪性黒色腫stageⅡと診断し,術後にDAVFeron療法を6クール行った.4年後,Gaシンチで異常はなかったが,FDG-PETで肺・肝転移を確認した.FDG-PETは糖代謝の亢進した悪性腫瘍などに強く集積するため,Gaシンチで発見されない小さな病変を早期に診断でき,術前評価および術後経過観察に有用である.
成人T細胞性リンパ腫(皮膚腫瘤型)の1例
著者: 久原友江 , 朝岡昭子 , 玉田康彦 , 松本義也 , 三原英嗣 , 原一夫
ページ範囲:P.1020 - P.1023
要約
54歳,女性.2003年9月初旬,頸部,体幹部に紅色皮疹が出現し徐々に増大してきた.2004年1月,結節部の皮膚生検を施行した.病理組織にて異型リンパ球が真皮全層に浸潤していた.末梢血では抗HTLV-1抗体陽性,異型リンパ球1%を認めた.結節部のサザンブロット解析にてHTLV-1プロウイルスDNAの腫瘍細胞へのモノクローナルな取り込みが認められ,T細胞受容体Cβ1遺伝子の再構成がみられた.これらの臨床検査所見により成人T細胞性リンパ腫(皮膚腫瘤型)と診断した.
EBウイルス感染が関与したと考えられる末梢血NK細胞増殖症を伴う皮膚悪性リンパ腫の1例
著者: 小原進 , 信藤肇 , 秀道広
ページ範囲:P.1024 - P.1027
要約
25歳,男性.左足背部に,小指頭大の水疱を形成した後,潰瘍化し瘢痕治癒する経過を繰り返していた.摘出組織像では,真皮内から皮下脂肪組織に血管周囲性あるいは,間質内に集簇性に異型リンパ球の浸潤を認め,UCHL-1陽性,L26陰性で,T細胞系の悪性リンパ腫と診断した.浸潤している多くの細胞はEBER陽性であった.血液検査では,CD56陽性細胞の増加を認め,抗EBV VCA IgG抗体が320倍,抗EBNA抗体が10倍未満であった.末梢血EBV DNA定量では,末梢単核球DNA1μgあたり1.8×105コピーと著明な増加を示し,サザンブロット法によるEBV terminal repeat検索ではEBVのモノクローナルな増殖を認めたことにより,EBVの感染が末梢血中のCD56陽性細胞の増殖に関与したと考えられた.瘢痕部を拡大切除し約1年半後の現在,再発を認めない.
前立腺癌皮膚転移の1例
著者: 二瓶望 , 安念美雪 , 山田裕道
ページ範囲:P.1028 - P.1030
要約
92歳,男性.初診の約2週間前より左下腹部に紅色結節が出現し,増大してきたため当科を受診した.患者は前立腺癌にて泌尿器科に通院加療中であった.前立腺癌皮膚転移を疑い皮膚生検を施行した.真皮上層から中層にかけて大小不同で淡明な細胞質と大型の核小体を有する腫瘍細胞の集塊を認めた.prostate specific antigen染色,prostatic acid phosphatase染色ともに腫瘍細胞に一致して陽性であり,前立腺癌皮膚転移と診断した.前立腺癌の皮膚転移はきわめて稀であるため,ここに報告した.
臨床研究
指間白癬―自験10例の検討,特にその臨床像について
著者: 奥田長三郎 , 伊藤雅章
ページ範囲:P.1034 - P.1037
要約
症例1:44歳,女性.左第3指間の紅斑,小水疱,鱗屑.Trichophyton mentagrophytes.症例2:62歳,女性.左第3指間の潮紅,小膿疱,鱗屑と,左第4指側面の潮紅,鱗屑.酵母様真菌.症例3:61歳,男性.両第3指間の浸軟,鱗屑.T.rubrum.症例4:45歳,男性.右第2指間の紅斑,鱗屑,小丘疹.T.rubrum.症例5:75歳,男性.左第3指間の漿液性丘疹,潮紅,鱗屑.真菌培養不成功.症例6:90歳,女性.右第2,3,4指間の鱗屑.酵母様真菌.症例7:54歳,女性.左第3指間の鱗屑.T.rubrum.指間部の直接鏡検所見は全例で有隔壁性菌糸と分節胞子であった.これら7例に既報3例を加えた計10例の指間白癬の臨床像を分析すると,鱗屑が必発だが,それ以外の所見―紅斑~潮紅,小丘疹,小水疱,小膿疱,浸軟,びらん,所見なし―は不定であり,かつ多様である.これは,同じ手白癬でも角質増殖型とは異なる点,すなわち指間型の特徴である.
基本情報
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特集 臨床皮膚科—最近のトピックス
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特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
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特集 基底膜
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23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
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