文献詳細
症例報告
文献概要
要約
35歳と21歳,男性.いずれも組織学的には大小の血管腔と平滑筋線維の増殖で構成されていた.血管平滑筋腫の約70%は下腿に発生し,顔面発生例は比較的少なく,顔面発生例では耳介と口唇に比較的多く報告されている.その原因に外傷の関与が指摘されている.耳介発生例は男性に多い,有痛例が少ない,組織型は静脈型が多いなどの特徴があり,われわれの症例も同様であった.
35歳と21歳,男性.いずれも組織学的には大小の血管腔と平滑筋線維の増殖で構成されていた.血管平滑筋腫の約70%は下腿に発生し,顔面発生例は比較的少なく,顔面発生例では耳介と口唇に比較的多く報告されている.その原因に外傷の関与が指摘されている.耳介発生例は男性に多い,有痛例が少ない,組織型は静脈型が多いなどの特徴があり,われわれの症例も同様であった.
掲載誌情報