Qどんなダーモスコピー所見が認められますか?
診断は何でしょう
臨床情報
18歳,女性.出生時より左上腕外側部に褐色の色素斑が存在していた.身体の成長とともにやや拡大してきた.
初診時,左上腕外側に大きさ15.5×14mmの黒褐色皮疹が存在していた(図2).表面は多少乳頭状の凹凸を示し,全体として扁平に軽度隆起する.病変内には数本の剛毛が認められた.
雑誌目次
臨床皮膚科59巻11号
2005年10月発行
雑誌目次
連載
Dermoscopy Specialistへの道Q&A(第19回)
著者: 斎田俊明 , 古賀弘志
ページ範囲:P.1045 - P.1047
今月の症例
エトレチナートが著効を示した道化師様魚鱗癬の1例
著者: 江川貞恵 , 田畑伸子 , 伊藤健 , 秋山真志 , 奥山隆平
ページ範囲:P.1049 - P.1052
要約
患児は在胎36週4日,体重3,118gで出生した.両親はいとこ同士である.出生時より全身の皮膚は厚い板状の角質に覆われ,鮮紅色を呈した粗大な亀裂も認められた.さらに眼瞼外反が著明で,口唇の突出開口や耳介の変形を認め,その特徴的な外観から道化師様魚鱗癬と診断された.出生当日より全身管理を行ったうえ,皮膚は白色ワセリンなどを塗布して保湿を図った.さらに日齢8日よりエトレチナート1mg/kg/日を投与したところ,角化異常は順調に軽減した.
症例報告
同種末梢血幹細胞移植後3日目に生じた超急性GVHDの1例
著者: 石田雅美 , 檜垣祐子 , 川島眞 , 石山みどり , 増田道彦 , 溝口秀昭
ページ範囲:P.1055 - P.1058
要約
21歳,男性.慢性骨髄性白血病に対してHLA1座不一致の同種末梢血幹細胞移植を施行後3日目に,39℃台の発熱と両下腿に毛孔一致性丘疹,さらに5日目に両手背に淡紅斑が出現した.丘疹および紅斑の病理組織像では表皮基底細胞の空胞化,表皮細胞の個別壊死とその周囲のリンパ球侵入を認めた.下痢,総ビリルビン値の上昇を認め,超急性GVHDと診断した.メチルプレドニゾロン120mg/日を投与し,皮疹はいったん軽快したが,急性から慢性GVHDへと移行し,移植後173日目に多臓器不全のため死亡した.
超急性GVHDと類似の病態として生着症候群が知られているが,その皮疹についての詳細な報告は少なく,その鑑別は困難であるが,若干の文献的考察を加えて報告した.
C型慢性肝炎のIFN療法中に出現した紅斑
著者: 山崎究 , 勝田倫江 , 狩野葉子 , 塩原哲夫
ページ範囲:P.1059 - P.1062
要約
57歳,女性.輸血後C型肝炎に対してインターフェロン(IFN)-βとIFN-α2bを投与する併用療法を開始した.治療開始約1か月後に両足背~足関節に限局して紅斑が出現した.紅斑はIFN投与に一致して新生し,色調の増強がみられ,IFN投与中止後には速やかに消退したことから,IFN療法に関連した紅斑と診断した.C型肝炎患者のIFN療法投与時に認められる皮膚病変の報告例について検討し,その臨床像について考察を加えた.
潰瘍性大腸炎の寛解期に出現した壊疽性膿皮症の1例
著者: 川瀬正昭 , 中川秀己 , 新村眞人
ページ範囲:P.1063 - P.1065
要約
50歳,男性.1977年に全大腸炎型の潰瘍性大腸炎と診断され,サラゾスルファピリジン内服を開始し,1988年1月から11年間寛解期を維持していた.潰瘍性大腸炎の増悪がないにもかかわらず,1999年7月28日に右下腹部に疼痛を伴う隆起性浸潤性紅斑が出現し,急速に増大し潰瘍化した.また,左下腹部に暗赤色の浸潤性紅斑を認めた.臨床像,細菌培養の結果,組織像にて壊疽性膿皮症と診断した.
1999年8月11日からプレドニゾロン40mg/日より内服を開始したところ,皮膚病変は瘢痕化して治癒し,以後再発はない.一般的には壊疽性膿皮症は潰瘍性大腸炎の活動性と相関を認めるが,自験例では潰瘍性大腸炎の寛解期に出現しており,相関がなかった.潰瘍性大腸炎は寛解期にも壊疽性膿皮症が発症しうることを念頭に置くべきであると考えた.
自己抗体陰性であった全身性エリテマトーデスの男性例
著者: 五月女聡浩 , 川村由美 , 宮本由香里 , 大塚勤 , 山﨑雙次
ページ範囲:P.1066 - P.1068
要約
47歳,男性.2002年5月,前胸部,両上肢に紅色皮疹が出現,近医にて加療するも軽快せず,9月下旬から全身倦怠感,顔面の蝶形紅斑が出現したため,精査・加療目的にて当科に入院した.入院時,顔面および頸部に暗紅色斑,両上肢伸側部と背部に半米粒大から拇指頭大の紅褐色斑が集簇していた.病理組織学的に毛孔角栓周囲の表皮萎縮,基底層の液状変性,真皮内の血管周囲にリンパ球浸潤あり.蛍光抗体直接法で基底膜部にIgG,IgA,C3の沈着がみられた.検査上血清C3,C4,CH50の低下を認めたが,抗核抗体,抗ds-DNA抗体,抗Sm抗体など各種抗体はすべて陰性であった.米国リウマチ学会の診断基準のうち,蝶形紅斑,光線過敏症,腎障害,血液障害の4項目を満たしSLEと診断した.プレドニン(R)1日90mgにて治療を開始したが,補体の正常化には約1か月を要した.
腸症状を伴ったlinear IgA bullous dermatosisの1例
著者: 村田純子 , 阿部理一郎 , 七戸龍司 , 猪熊大輔 , 横田浩一 , 清水忠道 , 村松隆一 , 清水宏
ページ範囲:P.1069 - P.1071
要約
49歳,女性.皮疹が出現する数か月前から下痢・体重減少などの腸症状が出現していた.初診時,顎部・後頸部に小豆大までの緊満性水疱,手掌・足底に母指頭大までの有痛性浮腫性紅斑,舌・口腔粘膜に潰瘍,眼球結膜に充血を認めた.病理組織では好中球浸潤を伴う表皮下水疱,蛍光抗体直接法で線状のIgA沈着があり,linear IgA bullous dermatosis (LAD)と診断した.プレドニゾロン40mg/日内服とgluten free dietにより,皮疹と下痢症状はともに軽快した.Duhring疱疹状皮膚炎では高頻度にgluten sensitive enteropathy (GSE)を伴うのに対して,LADでGSEを伴う頻度は少ないとされている.本症例は吸収障害の存在が考えられたこと,gluten free dietを含む治療への反応性からGSEを伴うLADである可能性が示唆された.
結節性線状IgA水疱性皮膚症の1例
著者: 池川修一 , 天谷雅行
ページ範囲:P.1073 - P.1075
要約
66歳,男性.初診5か月前から体幹,四肢に多発する,米粒大から示指頭大までの中央に痂皮を有する暗紅色結節を主訴に受診した.水疱は米粒大までのものをごく少数認めるのみであった.病理組織学的には,水疱は表皮下水疱で,真皮上層に好中球,リンパ球の浸潤を認めた.蛍光抗体法直接法では,水疱部,結節部の両者ともに,表皮基底膜部にIgA,C3の沈着を認めた.結節性線状IgA水疱性皮膚症と診断した.治療は,diaminodiphenylsulfoneが著効し,結節は縮小ないし扁平化した.
高齢者に発症した抗p200類天疱瘡の1例
著者: 越後岳士 , 大石直人 , 白崎文朗 , 稲沖真 , 佐藤伸一 , 竹原和彦 , 長谷川洋一 , 橋本隆
ページ範囲:P.1076 - P.1079
要約
89歳,男性.乾癬の既往はなし.初診2週間前より両眼の充血が出現し,次いで全身に水疱を伴った紅斑が出現してきたため,水疱性類天疱瘡を疑われ入院した.全身に緊満性の小水疱や痂皮を付着した紅斑を認め,一部には辺縁に小水疱が配列した環状紅斑もみられた.粘膜疹はなし.病理組織像は表皮下水疱で,水疱内やその周囲には好酸球・好中球が浸潤していた.蛍光抗体直接法では,表皮真皮境界部にIgG,C3の線状沈着がみられた.間接法では抗表皮基底膜部抗体が陽性であり,split-skinでは剥離皮膚真皮側と反応した.ウエスタンブロット法では,患者血清は200kDの真皮抽出蛋白と反応した.ELISA法では,抗BP180/NC16a抗体は陰性であった.以上より,抗p200類天疱瘡と診断し,高齢のため全身的な免疫抑制療法を行わず,塩酸ミノサイクリン・ニコチン酸アミドとコルヒチンの内服およびステロイド外用療法にて軽快した.
血清中抗Dsg3抗体価測定が治療上有用であった増殖性天疱瘡の2例
著者: 齋藤まるみ , 東條理子 , 岸本和弘 , 西部明子 , 尾山徳孝 , 中村晃一郎 , 金子史男
ページ範囲:P.1080 - P.1083
要約
症例1:42歳,女性.口内炎と外陰部のびらんを生じた.病理組織で表皮肥厚,棘融解および基底膜直上の裂隙形成,蛍光抗体直接法で表皮細胞間のIgG とC3沈着を認めた.血清中抗Dsg3抗体は陽性で,増殖性天疱瘡と診断し,プレドニゾロンの投与により皮疹は軽快した.症例2:58歳,男性.口内炎および体幹にびらんと水疱を生じ,近医で尋常性天疱瘡として加療されたが,皮疹の再燃を繰り返していた.病理組織で粘膜上皮の肥厚と表皮内水疱,蛍光抗体直接法では表皮細胞間にIgGとC3の沈着を認めた.血清中抗Dsg1抗体および抗Dsg3抗体が陽性であった.増殖性天疱瘡と診断し,プレドニゾロン,シクロスポリン投与により再燃なく加療し得た.自験例において血清中抗Dsg3抗体価を測定したところ,臨床経過との相関がみられ治療上有用であった.
HIV-associated eosinophilic folliculitisの1例
著者: 亀田利栄子 , 相場節也
ページ範囲:P.1084 - P.1087
要約
58歳,男性.初診の1年前より顔,体幹に浸潤のある紅斑と丘疹が出現した.近医皮膚科を受診したが改善しないため,当科を受診した.皮膚生検にて毛包周囲と毛包内に多数の好酸球浸潤が観察された.近医内科で加療中であったが,37~38℃台の微熱,咳が続いていたため再度精査を依頼した結果,HIV抗体陽性と判明し,HIV-associated eosinophilic folliculitisと診断した.
臍部に生じた子宮内膜症の1例
著者: 桜井直樹 , 鳥居秀嗣
ページ範囲:P.1088 - P.1090
要約
30歳,女性.初診の約3週間前から,臍部に月経時に一致して疼痛を認める径15mm大の腫瘤を自覚した.妊娠・人工妊娠中絶・腹部手術の既往はなかった.病理組織学的に,真皮中~下層にかけて大小不同の腺腔構造が認められた.腺腔構造はほぼ1層の高円柱上皮細胞からなり,腺腔内には無構造の分泌物質がみられた.腺腔構造の周囲には紡錘形の間質細胞に混じてリンパ球や赤血球もみられた.以上より,子宮内膜症と診断した.今回われわれは,1960~2003年までの臍部子宮内膜症の本邦報告例102例を集計し,文献的考察を行った.臍部腫瘤において子宮内膜症は決して稀な疾患ではなく,臍部腫瘤では本症を念頭に置く必要がある.
血行再建術により軽快した閉塞性動脈硬化症に伴う下腿潰瘍の1例
著者: 森安麻美 , 福場香世 , 西村幸秀 , 市橋かおり , 益田浩司 , 竹中秀也 , 岸本三郎
ページ範囲:P.1091 - P.1093
要約
70歳,男性.右下腿前面を打撲後,同部に疼痛を伴う潰瘍が出現した.血管拡張薬の投与および外用療法を行ったが,徐々に増悪し20×5cm大となった.MR血管造影にて右外腸骨動脈から大腿動脈にかけて閉塞を認め,閉塞性動脈硬化症(ASO) による潰瘍と診断した.腹部大動脈-右大腿動脈バイパス術を施行したところ血流の改善がみられ,潰瘍部の肉芽形成も良好で,その後の分層植皮術で潰瘍は治癒した.自験例では下腿に単発性潰瘍がみられ,ASOによる皮膚潰瘍としては非典型的であった.ASOによる難治性皮膚潰瘍の治療として,血行再建を検討すべきであると考えた.
ポリクローナル高γグロブリン血症と胸腹部大動脈瘤を合併したnecrobiotic xanthogranuloma
著者: 足立厚子 , 皿山泰子 , 清水秀樹 , 安田大成
ページ範囲:P.1094 - P.1097
要約
72歳,男性.腹部大動脈瘤術後2か月間,不明熱,汎血球減少,低アルブミン血症,CRPおよび血沈の上昇が続いた.同時期より後頭部に多発性紫紅色結節が出現し,同部の病理組織像で真皮全層の腫大した内皮細胞よりなる血管周囲に形質細胞の結節状の密な浸潤をみた.側胸部に無症候性で鶏卵大の皮下腫瘤があり,その病理組織は多数の泡沫細胞,Touton型巨細胞,類壊死を伴う柵状組織球性黄色肉芽腫を示し,necrobiotic xanthogranuloma(NXG)と診断した.血清γグロブリン,血清IgG,IgA,IgM,リウマチ因子,血清IL-6の著増,血清補体価の著減をみた.ポリクローナル高γグロブリン血症に伴ったNXGと診断し,MP療法で全身状態・検査所見の改善,皮疹の消失をみた.しかし,手術未施行であった胸部大動脈瘤の破裂にて永眠した.NXGでは病変が心臓などの諸臓器に及ぶことがあり,自験例の広範な胸腹部大動脈瘤も同一の病態から生じていた可能性が高いと考えた.
限局性に小丘疹が多発した環状肉芽腫の1例
著者: 武林亮子 , 寺木祐一 , 守田亜希子 , 塩原哲夫
ページ範囲:P.1098 - P.1100
要約
47歳,女性の上肢に限局性に出現した丘疹型の環状肉芽腫を報告した.海水浴による日焼け後に,両前腕伸側から肘頭にかけて自覚症状のない,1~2mm大の常色の丘疹が多発,集簇してきた.皮疹は環状を呈していなかった.病理組織学的に,真皮内に膠原線維の類壊死像の所見とムチンの沈着,およびそれを囲むようにリンパ球,組織球からなる細胞浸潤を認めた.糖尿病はなかった.自験例は限局性の丘疹型環状肉芽腫と考えられ,発症誘因として日光の関与が疑われた.
播種状再発を示した血管拡張性肉芽腫の1例
著者: 川島淳子 , 松川なつみ , 高橋慎一
ページ範囲:P.1101 - P.1103
要約
7歳,女児.右頸部に7×8mm大の弾性軟の紅色結節あり,血管拡張性肉芽腫として単純摘出術施行した.11か月後,切除瘢痕部に紅色丘疹が再発したため,CO2レーザー焼灼術を施行した.その2か月後,衛星状に再発し個々に摘出術を施行した.その後も再発あり,液体窒素による凍結療法を繰り返し,平坦化した.病理組織学的には通常のcapillary hemangiomaの所見を呈し,悪性像はなし.若年者の肩甲部の血管拡張性肉芽腫では稀に播種化,再発を生じることがある.自然治癒例も多く,予後は良好である.
核に分葉化がみられた肥満細胞腫の1例
著者: 大槻匠 , 玉田康彦 , 松本義也
ページ範囲:P.1104 - P.1106
要約
3歳,男児.初診の2か月前より背部に褐色の結節が出現し,生検にて真皮から皮下組織にかけて類円形の腫瘍細胞が密に浸潤していた.腫瘍細胞の核は分葉状やドーナツ状を呈していたが,分裂像はみられず,トルイジンブルー染色にて細胞質にメタクロマジーの顆粒を認めた.腫瘍細胞の核に分葉化がみられたが,血液学的に異常がなかったことや初診から2か月で自然消退したことから,皮膚限局性の肥満細胞腫と診断した.
Hypomelanosis of Itoの1例
著者: 猪爪隆史 , 北村玲子 , 川村龍吉 , 松江弘之 , 柴垣直孝 , 島田眞路
ページ範囲:P.1107 - P.1109
要約
6歳,女児.1歳頃より体幹,四肢に渦巻状,帯状の脱色素斑が出現し,3歳時に左外斜視を指摘された.当院受診時,軽度の脊柱側彎症を認めた.組織学的に脱色素斑部は正常部に比較し,基底層のメラニン顆粒が減少していた.Hypomelanosis of Itoと診断した.本症は高率に外胚葉系の異常を合併するため,本症に特徴的なBlaschko lineに沿った不完全脱色素斑をみたときは本症を疑い,MRI,CT,脳波検査などを行い,合併症の検索を行う必要があると考えた.
広範囲に生じた炎症性線状疣状表皮母斑の1例
著者: 横倉英人 , 大山正彦 , 梅本尚可 , 出光俊郎 , 加倉井真樹 , 山田朋子 , 村田哲 , 大槻マミ太郎 , 中川秀己
ページ範囲:P.1110 - P.1112
要約
3歳2か月,女児.出生直後より体幹右側に紅色皮疹があり,次第に顔面,四肢に拡大した.激しいそう痒を伴う.家族に同症はない.来院時,顔面,体幹,四肢,特に右胸,腹部,背部右側から右上肢,左下腹部から左大腿,下腿を主体に,列序性のBlaschko線に一致した角化性紅斑を認め,蚤破痕を混じる.病理組織学的に,一部不全角化を伴う著明な角質増殖と表皮肥厚が認められたが,顆粒変性はない.真皮には血管周囲性に小円形細胞浸潤がみられた.精神・運動発達遅延はない.皮疹はビタミンD3(マキサカルシトール)外用薬により,角化の程度に改善傾向がみられ,そう痒もやや軽減した.本症は一般に女児の下肢に好発するが,自験例のように顔面,体幹,四肢の広範囲に皮疹の分布することはきわめて稀と考えられた.診断と治療について考察を加えた.
脂腺母斑に基底細胞癌と有棘細胞癌が続発した1例
著者: 根本いずみ , 森啓之 , 鈴木拓 , 大西誉光 , 渡辺晋一
ページ範囲:P.1113 - P.1116
要約
47歳,男性.生下時より左前額部に自覚症状のない脱毛斑が存在し,約5年前より同部に紅色丘疹が出現し,近医の冷凍凝固療法にて脱落したが再発し徐々に増大し,近傍に黒褐色丘疹が出現した.30×25mmの淡紅~淡黄色の不整形の斑に7×7mmの紅色結節と3×2mmの黒色丘疹を伴っていた.紅色結節は扁平に隆起し,半米粒大までの凹凸を有し一部は黄色調で,黒色丘疹の表面は軽度角化性で蝋様光沢を有する.組織学的に,淡紅色斑部では,表皮は肥厚し毛囊原基構造を有し,真皮には孤立散在性に分布する少数の脂腺とアポクリン汗腺を認めた.紅色結節では,異型な有棘細胞様細胞からなる類円形の腫瘍胞巣がみられ,好酸性の角質塊ないし壊死組織を伴っていた.黒色丘疹では一部表皮と連続して真皮上中層に基底細胞様細胞からなる不整形の胞巣が散在し,辺縁は柵状配列を呈していた.
Pagetoid Bowen病の1例―clear cellの性状と本邦報告例の検討
著者: 小池陽子 , 竹内吉男
ページ範囲:P.1117 - P.1119
要約
78歳,女性.半年前より上背部に痒みを伴う紅斑が出現.徐々に拡大し,改善しないため当科を受診した.皮疹下方の紅色局面部の生検標本では,典型的なBowen病の像に加えて,病巣辺縁で明るい細胞質を有する大型の細胞(clear cell)が個別性,胞巣を形成して増殖しているのがみられた.特殊染色,免疫染色結果を含め自験例をpagetoid Bowen病と診断した.その後,2か月後に行った拡大切除時の褐色局面部ではclear cellはみられず,典型的なBowen病の像を呈するのみであった.clear cellが腫瘍増殖過程の比較的早期に一過性にみられる細胞である可能性が推察された.
多発遠隔転移を認めたBednar腫瘍の1例
著者: 末原郁子 , 光石幸市 , 小川秀興 , 矢澤康男 , 月出康平 , 末原義之
ページ範囲:P.1120 - P.1123
要約
51歳,男性.1994年近医にて左肩皮下腫瘤の切除を受け,病理診断にて隆起性皮膚線維肉腫と診断されていた.1998年3月に局所再発を認めたため当院を受診し,近医で切除した原発腫瘍の病理標本を当院にて検鏡したところ,病理像の再検討でBednar腫瘍と診断した.再発腫瘍の切除術を行い,その後,症状なく経過していたが,2002年2月に局所再発と肺転移を認めた.また,同年8月に後腹膜腔転移,12月にはS状結腸管内転移を認めた.局所再発腫瘍と転移性腫瘍に対して腫瘍切除術を行った.切除標本の病理像は線維肉腫様像を示した.その後1年の経過で腹腔内多発転移を認め,切除不能で,初回切除より10年の経過で死亡した.
紫斑を主徴とし著明な癌性塞栓像がみられた転移性乳癌の1例
著者: 玉城裕妃子 , 荒木絵里 , 高瀬早和子 , 堀口裕治 , 鍛利幸 , 新宅雅幸
ページ範囲:P.1124 - P.1126
要約
66歳,女性.2003年6月,右乳房の発赤と腫脹を認め,当院外科で乳癌と診断された.骨転移のため手術は施行せず,化学療法を開始した.2004年3月,右乳房に不整形の環状の紫斑を認め,当科を受診した.初診時,打撲による外傷性紫斑を疑い2週間の経過観察を行ったところ,徐々に拡大し疼痛を認めたため皮膚生検を行った.真皮内の微小血管に腫瘍塞栓を認め,腫瘍の血管内塞栓に赤血球が捕捉されていたが,組織内への出血はなかった.患者は,PETで異常所見を認めなかったため,右乳房全摘出手術を施行した.本例では全身の微小血管に播種されている可能性が高く,予後不良と考えた.
皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫の1例
著者: 大澤倫子 , 横田浩一 , 澤村大輔 , 西江渉 , 谷村心太郎 , 川嶋利瑞 , 横田田鶴子 , 清水宏
ページ範囲:P.1127 - P.1129
要約
73歳,女性.両下腿に圧痛を伴う皮下結節が生じ,結節性紅斑を疑われ全身プレドニゾロン(PSL)投与にて加療されていたが,減量に伴い再発を繰り返した.3か月後に再度生検を施行したところ,異型リンパ球が脂肪小葉に密に浸潤しており皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫と診断した.多剤併用化学療法は効果なく,局所放射線治療とPSL投与で加療したが,発症10か月後に呼吸不全で永眠した.
治療
エタノール注入療法で転移病変が縮小した悪性黒色腫
著者: 豊澤聖子 , 貴志知生 , 櫻根幹久 , 古川福実
ページ範囲:P.1132 - P.1134
要約
46歳,男性.2001年末から左腋窩に小腫瘤が出現した.その後,体幹部にも出現し,増大傾向を認め,疼痛を自覚した.近医での皮膚生検で悪性黒色腫と診断されたため当科を受診した.受診時,左鎖骨窩から左腋窩に一塊として連なる転移巣を認め,脳,肝にも転移がみられた.悪性黒色腫stageⅣと診断し,化学療法,放射線療法を施行したが,効果はみられなかった.日々増大する左腋窩転移巣のために上肢の運動制限が生じ,QOL低下の一因となってきた.姑息的にエコーガイド下にエタノール注入療法を4回施行したところ,転移巣が縮小し,患者のQOLが改善した.
基本情報
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43巻7号(1989年6月発行)
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特集 臨床皮膚科—最近のトピックス
43巻5号(1989年5月発行)
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特集 小児の皮膚疾患
25巻12号(1971年12月発行)
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特集 基底膜
25巻6号(1971年6月発行)
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23巻12号(1969年12月発行)
23巻11号(1969年11月発行)
23巻10号(1969年10月発行)
23巻9号(1969年9月発行)
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