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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科59巻11号

2005年10月発行

文献概要

症例報告

限局性に小丘疹が多発した環状肉芽腫の1例

著者: 武林亮子1 寺木祐一1 守田亜希子1 塩原哲夫1

所属機関: 1杏林大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1098 - P.1100

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要約

 47歳,女性の上肢に限局性に出現した丘疹型の環状肉芽腫を報告した.海水浴による日焼け後に,両前腕伸側から肘頭にかけて自覚症状のない,1~2mm大の常色の丘疹が多発,集簇してきた.皮疹は環状を呈していなかった.病理組織学的に,真皮内に膠原線維の類壊死像の所見とムチンの沈着,およびそれを囲むようにリンパ球,組織球からなる細胞浸潤を認めた.糖尿病はなかった.自験例は限局性の丘疹型環状肉芽腫と考えられ,発症誘因として日光の関与が疑われた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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