icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科59巻11号

2005年10月発行

症例報告

Hypomelanosis of Itoの1例

著者: 猪爪隆史1 北村玲子1 川村龍吉1 松江弘之1 柴垣直孝1 島田眞路1

所属機関: 1山梨大学医学部皮膚科学教室

ページ範囲:P.1107 - P.1109

文献概要

要約

 6歳,女児.1歳頃より体幹,四肢に渦巻状,帯状の脱色素斑が出現し,3歳時に左外斜視を指摘された.当院受診時,軽度の脊柱側彎症を認めた.組織学的に脱色素斑部は正常部に比較し,基底層のメラニン顆粒が減少していた.Hypomelanosis of Itoと診断した.本症は高率に外胚葉系の異常を合併するため,本症に特徴的なBlaschko lineに沿った不完全脱色素斑をみたときは本症を疑い,MRI,CT,脳波検査などを行い,合併症の検索を行う必要があると考えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up

本サービスは医療関係者に向けた情報提供を目的としております。
一般の方に対する情報提供を目的としたものではない事をご了承ください。
また,本サービスのご利用にあたっては,利用規約およびプライバシーポリシーへの同意が必要です。

※本サービスを使わずにご契約中の電子商品をご利用したい場合はこちら