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症例報告
皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫の1例
著者: 大澤倫子1 横田浩一1 澤村大輔1 西江渉1 谷村心太郎1 川嶋利瑞2 横田田鶴子2 清水宏1
所属機関: 1北海道大学大学院医学研究科皮膚科学分野 2札幌鉄道病院
ページ範囲:P.1127 - P.1129
文献購入ページに移動73歳,女性.両下腿に圧痛を伴う皮下結節が生じ,結節性紅斑を疑われ全身プレドニゾロン(PSL)投与にて加療されていたが,減量に伴い再発を繰り返した.3か月後に再度生検を施行したところ,異型リンパ球が脂肪小葉に密に浸潤しており皮下脂肪織炎様T細胞リンパ腫と診断した.多剤併用化学療法は効果なく,局所放射線治療とPSL投与で加療したが,発症10か月後に呼吸不全で永眠した.
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