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症例報告
塩酸ミノサイクリンが著効したacquired reactive perforating collagenosisの1例
著者: 田辺健一1 坪井廣美1
所属機関: 1独立行政法人国立病院機構横浜医療センター皮膚科
ページ範囲:P.1306 - P.1308
文献購入ページに移動64歳,男性.1988年に糖尿病を指摘された.2004年4月より背部,左側胸部にそう痒を伴う暗紅色の皮疹が出現した.病理組織学的に表皮の境界明瞭な欠損と膠原線維の経表皮排出像が認められ,acquired reactive perforating collagenosis(ARPC)と診断した.塩酸ミノサイクリンの内服で皮疹は2週間ほどで消退した.今回,ARPCの成因と塩酸ミノサイクリンの作用機序などにつき,若干の文献的考察を加えた.
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