icon fsr

文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科59巻13号

2005年12月発行

文献概要

症例報告

塩酸ミノサイクリンが著効したacquired reactive perforating collagenosisの1例

著者: 田辺健一1 坪井廣美1

所属機関: 1独立行政法人国立病院機構横浜医療センター皮膚科

ページ範囲:P.1306 - P.1308

文献購入ページに移動
要約

 64歳,男性.1988年に糖尿病を指摘された.2004年4月より背部,左側胸部にそう痒を伴う暗紅色の皮疹が出現した.病理組織学的に表皮の境界明瞭な欠損と膠原線維の経表皮排出像が認められ,acquired reactive perforating collagenosis(ARPC)と診断した.塩酸ミノサイクリンの内服で皮疹は2週間ほどで消退した.今回,ARPCの成因と塩酸ミノサイクリンの作用機序などにつき,若干の文献的考察を加えた.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

雑誌購入ページに移動
icon up
あなたは医療従事者ですか?