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症例報告
高齢発症SLEの1例
著者: 赤坂文子1 宇谷厚志1 鎌田憲明1 新海浤1
所属機関: 1千葉大学大学院医学研究院病態制御学病態制御治療学基礎代謝治療学
ページ範囲:P.128 - P.131
文献購入ページに移動75歳,女性.初診の2か月前より両手指尖部,前胸部・両前腕伸側,手背に浮腫性紅斑が出現.その1年前より関節痛,発熱,体重減少があった.紅斑の組織学的検査で表皮基底層に液状変性を認めた.ARA(1982年)の全身性エリテマトーデス(SLE)診断基準7項目を満たす高齢発症SLEと診断した.高齢発症SLEは稀であり,かつ個々の症状が時間をかけて出現していくことが多く,診断に苦慮することがある.文献的考察を加えて報告する.
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