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症例報告
Rheumatoid vasculitisとクリオグロブリン血症に伴った皮膚潰瘍の1例
著者: 雄山瑞栄1 小田真喜子1 清島真理子1
所属機関: 1大垣市民病院皮膚科
ページ範囲:P.139 - P.141
文献購入ページに移動60歳,男性.3年前より関節リウマチにて整形外科で加療中.1年前に左膝人工膝関節置換術を受けた.1か月前に左下腿に色素沈着が出現し当科を受診した.色素沈着はさらに右下腿にも出現し,その後両下腿に難治性の皮膚潰瘍を形成した.組織は真皮内血管の閉塞性変化と,一部では血管壁のフィブリノイド変性を,また真皮上層では毛細血管内に好酸性無構造物質の沈着を認めた.血液検査ではリウマトイド因子高値,低補体価,混合型クリオグロブリン血症を呈した.入院後,プレドニン投与と安静にて軽快したが,退院後,再び下腿潰瘍は悪化した.
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