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症例報告
環状紅斑を契機に発見された肝細胞癌
著者: 大山奈緒子1 天野博雄1 田村敦志1 石川治1
所属機関: 1群馬大学大学院医学系研究科皮膚病態学
ページ範囲:P.142 - P.144
文献購入ページに移動85歳,男性.環状紅斑を契機に肝癌が発見された症例を報告する.5年前より毎年5~7月頃にかけて環状紅斑が出現し,11月頃に自然消退していた.内臓悪性腫瘍の検索を行ったところ,原発性肝細胞癌が見いだされた.肝細胞癌の治療を行ったところ皮疹は消退し,その後,現在に至るまで再発を認めていない.内臓悪性腫瘍に伴った環状紅斑の本邦報告18例の文献的検討とともに報告する.
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