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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科59巻2号

2005年02月発行

文献概要

症例報告

環状紅斑を契機に発見された肝細胞癌

著者: 大山奈緒子1 天野博雄1 田村敦志1 石川治1

所属機関: 1群馬大学大学院医学系研究科皮膚病態学

ページ範囲:P.142 - P.144

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要約

 85歳,男性.環状紅斑を契機に肝癌が発見された症例を報告する.5年前より毎年5~7月頃にかけて環状紅斑が出現し,11月頃に自然消退していた.内臓悪性腫瘍の検索を行ったところ,原発性肝細胞癌が見いだされた.肝細胞癌の治療を行ったところ皮疹は消退し,その後,現在に至るまで再発を認めていない.内臓悪性腫瘍に伴った環状紅斑の本邦報告18例の文献的検討とともに報告する.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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