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症例報告
肺結核を伴い臀部に生じた尋常性狼瘡の1例
著者: 長谷川優佳1 和泉智子1 市橋直樹1 市來善郎1 高木肇1 北島康雄1 三輪佳行2 村上啓雄2
所属機関: 1岐阜大学医学部皮膚科学教室 2岐阜大学医学部第1内科学教室
ページ範囲:P.200 - P.202
文献購入ページに移動82歳,男性.31歳時に肺結核,50歳時より糖尿病の既往あり.2002年7月より右臀部に浸潤を伴った環状紅斑が出現.生検組織では巨細胞を伴う肉芽腫形成を認めた.組織片培養では抗酸菌液体培地発育陽性,MTD法によって結核菌陽性であった.さらに,喀痰を用いたMTD法でも結核菌陽性であり,肺結核を伴った尋常性狼瘡と診断した.診断後,抗結核薬投与により良好な結果を得た.
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