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文献詳細

雑誌文献

臨床皮膚科59巻3号

2005年03月発行

文献概要

症例報告

ピスタチオによりアナフィラキシーを起こした1例

著者: 種瀬啓士1 小林誠一郎1 高江雄二郎1 石河晃1 田中勝1 山崎雄一郎2 石河亜紀子3

所属機関: 1慶應義塾大学医学部皮膚科学教室 2国立病院東京医療センター皮膚科 3上野毛皮膚科クリニック

ページ範囲:P.239 - P.241

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要約

 37歳,女性.約2年前より外食中のアナフィラキシー症状,救急搬送,エピネフリン投与を繰り返している.疑わしい食品のプリックテストにて,ピスタチオペーストが原因と判明した.プリックテストでも呼吸困難と血圧の低下を認めた.重篤なアナフィラキシーに対しては急性期のエピネフリン自己投与が有効であるが,本邦ではほとんど行われていないのが現状である.エピネフリン自己投与の体制整備が望まれる.

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1324

印刷版ISSN:0021-4973

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