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文献概要
症例報告
家族性Ⅱa型高脂血症に伴う結節性黄色腫
著者: 大山奈緒子1 永井弥生1
所属機関: 1利根中央病院皮膚科
ページ範囲:P.251 - P.254
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34歳,男性.母,弟,長男に高脂血症がある.小学生の頃より右肘部に結節を認め,それが徐々に増大し,腹部にも出現した.23歳時,高脂血症を指摘され加療したが,数か月で中断した.初診時,右肘頭部,腹部に黄色調を呈する隆起性結節を認め,組織所見では真皮全層にわたる泡沫細胞が増殖していた.総コレステロール359mg/dlと上昇あり,家族性Ⅱa型高脂血症に伴う結節性黄色腫と診断した.アトルバスタチン(リピトール (R))内服を開始し,黄色腫は保存的に経過観察中であるが,変化はない.
34歳,男性.母,弟,長男に高脂血症がある.小学生の頃より右肘部に結節を認め,それが徐々に増大し,腹部にも出現した.23歳時,高脂血症を指摘され加療したが,数か月で中断した.初診時,右肘頭部,腹部に黄色調を呈する隆起性結節を認め,組織所見では真皮全層にわたる泡沫細胞が増殖していた.総コレステロール359mg/dlと上昇あり,家族性Ⅱa型高脂血症に伴う結節性黄色腫と診断した.アトルバスタチン(リピトール (R))内服を開始し,黄色腫は保存的に経過観察中であるが,変化はない.
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