文献詳細
症例報告
CO2レーザー照射が有効であった子宮癌手術後に生じたacquired lymphangiomaの1例
著者: 中山りわ1 永岡譲1 足立真1 北見周2 秋山正基2 岩田充3
所属機関: 1関東労災病院皮膚科 2昭和大学医学部皮膚科学教室 3岩田皮膚科クリニック
ページ範囲:P.287 - P.289
文献概要
75歳,女性.13年前,子宮癌のため広汎子宮全摘出術を受けた.初診の約6か月前より大陰唇部に小水疱が多発してきた.病理組織像では真皮内に第Ⅷ因子関連抗原陰性の拡張した管腔構造を多数認めた.子宮癌手術の既往歴からacquired lymphangiomaと診断し,CO2レーザーの照射を行い有効であった.今後,同様の病変に対し,CO2レーザーは試みてみるべき治療法と考えられた.
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